魔法先生ネギま!
0338話
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んだろうな。……まぁ、その辺はこの先を追っていけば分かるさ」
そう告げた途端場面が転換し、士官学校でバリソンと話している俺の姿があった。
これは、確か入学した当日の様子だな。
「……え? あれ?」
「あれってアクセルよね? 私達とそう変わらない年齢に見えるけど……え?」
突然俺が3歳程から15歳前後まで成長したので驚きの声が聞こえて来る。
「ちょっと、アクセル。どういう事!? これってあんたの記憶じゃないの?」
「綾瀬や朝倉にも言ったが、その辺もこの先を見続けていけば分かる」
俺とバリソンが話していると、唐突に1人の男が教室へと入ってくるのが見える。
「うわっ、あの人格好いいね。カメラがあればなぁ」
その人物、キョウスケを見てそう呟く朝倉。
「……む? アクセル、お前こいつを知ってるのか? 妙に緊張しているが」
「あ、本当ですね」
エヴァの言葉に頷く桜咲だが、俺はそれに無言で返すだけだった。
そこから幾度か場面が転換し、格闘訓練や射撃訓練といった様子を映しだしていく。そして……
「ちょっ、ロボット!? あんなのが実用化されてるなんて聞いた事もないわよ! 麻帆良大の工学部でも巨大人型ロボットの量産なんて……」
「これは、まさか……」
「ユエ、どうしたの?」
「いえ、ちょっと考えついた事があるです。荒唐無稽な話なのですが、魔法というファンタジーが存在している以上は……」
量産型ゲシュペンストMk-Uの並んでいる倉庫を見ながら混乱する神楽坂と、考え込んでいる様子の綾瀬。そんな俺達の目の前で整列し、動いていく量産型ゲシュペンストMk-U達。
場面転換。
「あら、今度は……何か妙に騒がしいわね。何かしら?」
美砂の言う通りに、俺達の視線の先ではパイロットコースの生徒達が混乱するように騒いでいた。即ち、卒業生の乗っていたシャトルが事故に遭いキョウスケ・ナンブ以外は全員死亡というニュースを聞いた時だ。
「キョウスケ・ナンブって、あの髪にメッシュの入った2枚目だよね?」
「そうそう、朝倉好みの。……でもそっか。彼以外は事故死しちゃったんだ」
美砂と円の声を聞きつつ、無言を貫いているエヴァの光球。恐らくその話を聞いた俺の様子に違和感を抱いているのだろう。
「アクセル」
「言うな」
エヴァの言葉を一言で切り捨てる。
場面転換。
今までは士官学校だったのだが、葬儀のシーンになる。
「さっきの事故の人達のお葬式やろか?」
「いえ、それにしては葬儀に並んでいる人が少ないです」
近衛と桜咲の言う通り、現在行われているのはキョウスケの同期生ではなく時流エンジンを開発したフェル・グレーデンの葬式だ。モントーヤ博士やラウル
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