第二幕その一
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のですか」
「今日の貴女は」
遂にブランゲーネを咎める目で見た。
「あまりにも気にし過ぎよ。そこまで考えなくても」
「いいというのですね?」
「そうよ」
このことをはっきりと告げた。
「メーロト殿まで疑うとは。どう考えても」
「確かにメーロト様は信頼に足る方です」
ブランゲーネもそれは認める。
「王に対して絶対の忠誠を持たれそれが変わることはありません」
「それでは」
「しかしです」
ブランゲーネはここでさらに言うのだった。
「それは王に向けられたもので貴女様に向けられたものではありません」
「私に向けられたものではない」
「そうです」
彼女が言う問題はここにあった。
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