第一幕その五
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嫁を護る場合には護衛者は離れるべきだとされているのです」
「どうしてですか?」
「それがしきたりです」
あくまで突き放すようにして言葉を返すのだった。
「コーンウォールの」
「ではトリスタン殿」
イゾルデは強張り今にも壊れそうな顔のままでまたトリスタンに告げてきた。
「私も一つしきたりをお教えしましょう」
「何をですか?」
「敵と和解する為には敵も誉める程の立派な態度を」
これをトリスタンに告げた。
「宜しいですね」
「敵とは」
「貴方の御心に尋ねられることです」
イゾルデはトリスタンを見据えていた。
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