TURN81 内戦介入その八
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「晴れてニートの魔法使いから提督でもある魔法使いになったけれど」
「ああ、給料か」
「お仕事のない時はいつもゲームしてるわよね」
「コスプレの衣装や同人誌も買っているぞ」
「本当にどれだけのお金を注ぎ込んでるの?」
「家も服も飯もあるからな」
元々代々魔法使いの家でそうしたことには困っていない。
「しかも税金も払っている」
「つまりそれは」
「ああ、全部j注ぎ込んでいる」
その給料の全てをだというのだ。
「まさにな」
「わかったわ。ただ」
「ただ、何だ?」
「借金はしないでね」
しっかり者の妹としての言葉だ。
「それだけはね」
「借金?そんなことするか」
ゴローンは借金についてはムキになって否定する。
「提督だから給料は充分貰ってるからな」
「だといいけれど」
「ついでに言えば御前の生活費だがな」
「私のことは気にしないで」
「やっていけているんだな」
「収入はあるから」
「占いか」
「そう、それをしてるから」
この辺りは兄妹だ、彼女は彼女でそちらに通じているのだ。
「心配しないで」
「だといいがな」
「まあ兄さんが就職できてよかったわ」
「それはいいが俺の所属はどの軍だった?」
「インド軍だったと思うけれど」
「アラビアはインド領になったのか?」
「といあえず戦争が終わるまで信託統治領よ」
今のところそうなっているのだ。
「暫定的に決まったのよ」
「インドのか」
「うん、だからね」
「そうか、俺はインド軍だったのか」
今はじめて知る事実だった。
「意外だな」
「意外っていうか自分の所属が何処か位は覚えておかないと」
「駄目か」
「ええ、しっかりしてね」
こう言う妹だった、ゴローンは仕事は手に入れたがそれでも根は相変わらずだった。しかし友人も出来今は彼等と共に時間を潰せた。
彼はあらためて総督達に言った。
「じゃあどのゲームにする」
「怪獣育成ゲームに興味あるかな」
「それ面白いのか?」
「やってみる?それから判断してくれたらいいから」
「わかった、やらせてもらう」
ゴローンは新たな世界にも入った、そうしたゲームも知っていったのだ。
彼等はそれぞれ世界を知っていっていた、そして。
〆羅はアストロ犬とパンダに対して漫画を読みながら尋ねたのだった。
「次の巻何処?」
「今僕が読んでるよ」
犬が答える。
「少し待ってね」
「そうなの、じゃあね」
「一巻何処かな」
パンダも同じ漫画を読みながら〆羅に問う。
「誰か読んでる?」
「そこにあるにゃ」
アストロ猫が自分の前をその右の前足で指し示すとそこにあった。
「今誰も読んでないにゃ」
「うん、じゃあね」
「いや、一巻から面白いよね」
猿も同じ作品を読みな
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