暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
A's編 その想いを力に変えて
28話:今日も今日で騒がしい一日となりまして
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「フェイトちゃん家にお泊まりさせてもらうと、夜の練習に出やすくていいなぁ」
「心配かけないように外出するの、大変だもんね」

フェイトの家の屋上に出た俺達は、エイミィからの連絡を待っていた。
因に、俺はクロノの部屋で寝させてもらっている。奴も理由はわかっているから承諾してくれているんだが、どうも(中の)年のせいかなんか嫌な感じで寝付きが少し悪い。まぁ、個人的な問題だから別にいいんだが。

『はい、練習用の結界準備OKだよ』
「ありがとう、エイミィ」
『なのはちゃんも、魔力が戻ってきてるからといって、無茶しちゃダメだよ』
「は〜い」

エイミィの注意にも軽めに答えるなのは。こいつ大丈夫か?

「でもほんと、今日は楽しかったし」
「レイジングハートとバルディッシュ、ユーノとアルフも、予定より早く戻って来られそうだし」
「色々これからだね!」

なのはがそういうと、足下にピンクの魔法陣が展開される。

「全力全開で、頑張ろう!フェイトちゃん、士君!」
「うん…!一緒に強くなろう。昨日より、もっと…ずっと」

フェイトの足下にも、黄色の同じ魔法陣が展開させる。

「ていうか、俺もかよ」
〈マスターも強くならないと、またあんな輩に負けますよ〉
「お前、あれを『あんな輩』で片付けるなよな」

まぁ、実際のところそうなんだけどさ。

「さ、俺達も始めようか」
〈 Yes , master 〉

こうして冬のとある一日は過ぎていった。

 
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