暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
A's編 その想いを力に変えて
28話:今日も今日で騒がしい一日となりまして
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ちゃんと一緒に行こうって話になって、私は着替えを取りにきた訳だ」
「なのは達も一緒に行く?」
「わあ、いいの!?」
「フェイトちゃんも」
「フェイトちゃん、行こう行こう!!」
「うん…うん、うん!」
まぁどんどん話が進んでいく訳ですが、
「男一人なんですが…」
「あ、そっか」
「じゃあ、どうする?」
「まぁ一人で待つのもしゃくなんで行きますけど」
飯までずっと待ってる事になるからな。
「それじゃ、決まりね」
「アリサちゃん達も誘っていい?」
「いいよ〜」
「さぁ早速、準備準備!」
「「は〜い!」」
んで……
「一人で入っている訳だが……なんもすることねぇな」
一人って意外と寂しい。恭也さんは士郎さんとやってたからな〜、誘う訳にはいかなかったし……
俺はそう思いながら上から流れるお湯に打たれる。
「はぁ……にしても…」
まず思い出すのは、この間の連中。なのは達を襲った四人組。
剣を交えたシグナム。最後に俺を飛ばし、アルフと戦った守護獣なる使い魔。なのはを襲ったヴィータ。そしてなのはの魔力を奪った緑のバリアジャケットの女。
「何が目的なんだろうか…」
やはり闇の書の力目当てか、それとも別の何かか……
「命令されてるにしても、あの違和感は…何だったんだ…?」
シグナムと剣を交え、言葉以上のものを感じた。少なくとも、命令されてあんなことをしているとは、あまり思えない。
「そして…あの怪人」
俺が負けた、見た事のない怪人。銃、棒術、体技に剣。色んな武器を扱うやつだった。
それに、正体を故意に隠しているのが気に食わない。
「大体の予想はしているんだけどな〜」
アイツの発言や能力から、予想はしている。だがあまり信じたくはないが。
「……ま、今は難しいことは抜きにするか」
そう言いながら滝から出て、また別の風呂へと向かう。
「さて…今度はどれに入るか…」
「どうも、ありがとうございました〜!」
背中で受付の人の言葉を受け、肌寒い外へと出る俺達。
「あ〜、堪能した〜!」
「楽しかったね〜!」
「うん!」
「ほんと!」
あっちはあっちで色々あって楽しかったらしく。
「エイミィ、待ち合わせってどこだっけ?」
「うん、駅前のお店なんだけど…え〜っと、地図…」
「駅前なら詳しいよ。案内してあげる」
「ありがとう、美由希ちゃん」
今夜はリンディさんのおごりだし、気にせず行こうかね。
そんでもって、夜は更けていき。
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