暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
A's編 その想いを力に変えて
28話:今日も今日で騒がしい一日となりまして
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いぐらい、私達が強く……」
「………」
「三人で強くなろう。もう誰も、傷つけなくてもいいくらい」
「……うん…!」
なのはの言葉にフェイトは頷く。
これがこいつなりの覚悟、といったところか……
「…はぁ……ていっ」
「いたっ…」
俺はため息をついて、軽くなのはの頭を叩く。
「心配かけない?不安にさせない?たくお前は何を言ってるんだ」
「え?え、え…?」
「別に強くなることは否定しない。でもな……」
そこで言葉を切り、両手でなのはの顔を挟みこちらに向ける。
「誰かに頼らないってことは、強さでもなんでもない。誰かに心配かけないようにする為に強くなるとか、止めとけ。
お前の力は……自分の思いを貫く為にあるんだろ?」
「っ!」
「そこまで深く考えんなよ。お前らしくもない」
両手を放し、俺は笑いながら部屋を出ようとする。
「士君!」
「ん?」
するとなのはに呼び止められ、俺は立ち止まり振り返る。
「……ありがとう…」
「ふ、どういたしまして」
俺はニカッと笑ってみせると、なのはは少し恥ずかしそうに顔を垂らした。
「…それじゃ、今日も練習始めようか」
「うん!」
「それじゃあ行くか」
なのはとフェイトが色々やっている中、俺は魔力運用の訓練。最近ではできる事を伸ばすことに集中している。
二人の訓練が丁度一区切りついたところで、なのはの携帯の着信音が鳴り響いた。
「あれ、リンディさんだ……はい、なのはです」
少しするとなのはがフェイトと代わり、少し話すと俺達に向けて口を開く。
「なのは、士。提督が今日は外食にするから、二人も一緒にどうって」
「あ、ほんと?」
「もしよければ、提督からなのはのお家に連絡してくれるって」
「うん、私は大丈夫!」
「異議無し」
「うん……もしもし、大丈夫だそうです」
電話に戻って数回頷くと、電話を切りなのはに返した。
「提督とクロノはもうじき帰るから、先にお風呂澄ませちゃいなさいって」
「うん」
とまぁ、今日の訓練は終わりだな。
しばらくしてフェイトがお風呂を入れてくれた。まぁありがたいことで。
「なのは。お風呂、お先にどうぞ」
「そんな、フェイトちゃんの家なんだから、フェイトちゃんお先に…」
「あ、えっと…やっぱり、なのはお先に…」
「そんなそんな、フェイトちゃん…」
「いや、ほんとに…」
数回の譲り合いの末、二人同時に顔を俯かせる。てか、俺忘れられてる?毎回毎回寂しいのぉ…。
「あれ?フェイトちゃん?フェイトちゃ〜ん」
「ん?どうした?」
「なんかフェイ
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