暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
A's編 その想いを力に変えて
28話:今日も今日で騒がしい一日となりまして
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なんやかんやで時間も過ぎていき……

「そんじゃ、また明日ね〜!」
「バイバイ、フェイトちゃん、士君、なのはちゃん」
「おう!」
「バイバ〜イ!」
「また明日」

去っていく車に手を振るなのは。その車が見えなくなると、俺達は次の目的地へと足を運ぶ。
今回は、フェイトの家にお邪魔する事に。

「ただいま〜」
「「お邪魔しま〜す」」

フェイトが鍵を開け、扉を開く。中から返ってくる声は…ない。

「あれ?今日はエイミィさん達いないの?」
「うん。リンディ提督とクロノは本局で、エイミィはアレックス達のところへ行くって」
「アイツらも大変だぁ」

アレックスって確か観測スタッフの方だったな。まぁ別々になってるし、一応そういうことはするのか。

「ユーノとアルフは大丈夫かな…?」
「うん…それに、レイジングハートとバルディッシュも」

なのは達のデバイス、レイジングハートとバルディッシュは今改修中。ユーノとアルフはそれにつきっきりで今はこっちにはいない。

「心配するこたねぇだろ。そもそも大丈夫なようにする為に修理してんだ」
「まぁ、そうだね」
「ユーノもデバイスのこと詳しいし、なにより二機とも、すごく強い子だから」
「うん…」
「なのはの魔力が戻るまでの間、私…ちゃんとなのはを守るから」
「フェイトちゃん…」
「あ、魔力が戻ってからもだよ、勿論」
「…ありがとう、フェイトちゃん」

それを聞いて安心したのか、二人とも表情が明るくなった。

「あ〜、早く魔力が戻らないかな〜。前にレイジングハートと相談してた新魔法、完成間近だったから」
「そうなんだ」
「うん、レイジングハートも色々考えてくれるから、頑張らないとって」

この娘はまだ強くなるのか…恐ろしや。レイジングハートがそれに積極的なのも、より恐ろしさを際立たせる。

「いいね、レイジングハートは世話焼きさんで。バルディッシュは、無口な子だから。なのに無茶するし、大丈夫?って聞いても、“yes sir”ばっかりだし…」
「バルディッシュはそうだよね」
「デバイスもそれぞれだな」
〈どうせ私は何もできないデバイスですよ…〉
「別に何も言ってないだろ」

勝手に落ち込む我が相棒。たく何を気にしてんだか。

「…ねぇフェイトちゃん、士君。私達、もっと強くなろうね」
「なのは?」
「………」

そこでいきなりなのはが口を開いた。その表情は、普段のなのはからはあまり見ない、真剣なものだった。

「アルフさんやユーノ君を不安にさせない……リンディさんやクロノ君、エイミィさん達にも心配かけない……
 レイジングハートやバルディッシュに、無茶なんかさせなくてもい
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