暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
A's編 その想いを力に変えて
28話:今日も今日で騒がしい一日となりまして
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そこへ背後からアリサの声と共に青マントの男の剣が迫る。
だが刹那、俺は一瞬で距離のあった茶色の銃士の元へ移動する。

「―――え?」
「悪いな」

いきなり背後に現れた人物になのはは驚きの声を漏らし、俺はニヤリと笑う。
次の瞬間、拳に蹴り、大剣の一撃が放たれ、相手は後退する。

「あっ…!」
「これで仕舞いだ!」

ダメージを十分溜めたところへの一撃。相手は勢いよく飛んでいき、消えていく。

「なのはが…!」
「さすが士、でも…!」

だがそれを黙ってみてるフェイトではなかった。いつの間にかチャージしていた力を解放し、黄色いネズミが弾丸のような速度で迫り来る。

「だが甘い!」
「あ…!」
「え…?」

それを跳んで避け、俺の背後から攻撃しようとしていた青マントの男に直撃する。
青マントの男はそのまま茶色の銃士と同じ運命を辿った。

「読み通り…!」
「まさかあそこまで…だけど!」

その声と共に上から雷が降り注がれる。俺はそれを避け、浮かぶ床から飛び降りる。そのとき、丁度下にいた黄色のネズミに出くわす。

「そい!」
「くっ…!」

黄色いネズミに剣を振り下ろし、地に叩き付ける。その直後、俺は地面に着地する。
叩き付けられた黄色いネズミは転がり、背後に回る。

―――だが…!

「予想通り!」
「あぁっ!」

それを読んで、俺は剣を半円を描くように回し、黄色いネズミに叩き付ける。
黄色いネズミはそのまま吹き飛び、見えなくなる。









「か〜っ、やっぱ強すぎよ士!」
「次元が違うみたいな感じ…」
「私も頑張ってるのに、なんで最後当てられたんだろう…?」
「お前はあの場面だと、相手の背後を取る行動に出やすいからな。ま、あれが外れてたらどうなったかわからないけどな」
「そこまで考えてるんだ…」

上からアリサ、なのは、フェイトに俺、すずかの順でそれぞれ言葉を発する。
今日はいつも通りにアリサ家で例のゲームだ。メンバーにフェイトも加わり、交代交代でこなしている。

「やっぱハンデいるわ、二人には」
「わ、私はキツいかも…」
「俺は平気だけど」

因にフェイトは某大人気な電気ネズミ、アリサは前回とはキャラを変え、青いマントが似合うイケメン剣士だ。

「じゃ、今回は俺がすずかと替わるか」
「ありがとう、士君」
「あんたが自分から替わるなんて、意外ね」
「少し休憩したいだけだ」
「そう言って、負けるのが怖いんじゃないの?」
「言ってろ」

笑いながらいうアリサに、少しムッとするが適当にあしらった。

「じゃあやるわよ!」
「私はこれで」
「それじゃあ…」
「レッツスタート!」






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