暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
A's編 その想いを力に変えて
28話:今日も今日で騒がしい一日となりまして
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ェイトは勿論、同年代以上のそれを持つ俺も意外と期待されています、はい。
え?なんでそんなの持ってるかって?……あの高町家(バケモノ軍団)と一緒に鍛えてるとだけ言っておこう。
「それじゃあ、行くわよ〜!」
「よっしゃこ〜い」
「士、もう少しやる気だそうよ…」
「俺はいつもこんなもんだ」
ゲームは順調に進んでいき、中盤。
それぞれのチームの半数が外野へ行き、その中にはアリサもいる。
「ターゲットはなのは…!そぉりゃっ!」
「にゃっ!?」
「なのは!」
外野のアリサから投げ込まれたボールはなのはへと向かい、ヒットする。
なのははバランスを崩し、後ろに倒れかかる。それを丁度フェイトが支える。
「なのは、大丈夫?」
「うん、ありがとうフェイトちゃん…」
なのはに当たったボールは転がる事なく、うまい具合に上に飛んでいく。
「あらら、あれはコートの外だわ」
だがそれも方向が悪く、落下地点は陣地外。なのはをセーフにするのは無理だな。
そう思っていると、フェイトが目つきを変えて立ち上がる。
「任せて、アウトになんかしないから…!」
そう言い残し、フェイトは走り出した。その先には、なのはが弾いたボール。
おい…まさかあいつ…!
「はっ!!」
バッとフェイトが地面を蹴り、ボールに向け飛び上がる。その距離、目測で約2メートル程。
「わ…!」
「Wao…」
周りからは驚きの声が漏れる。
フェイトはそのまま空中でボールをキャッチし、視線を下に向ける。その落とした視線の先には―――相手側のエース、すずかが。
「ショット!」
「わ、空中で!?」
「フェイトちゃんすごーい!」
そして着地する前に、フェイトはボールを放つ。しかもすごい勢いだ。運動能力が高いどころじゃない。
「さすがフェイトちゃん!でも私だって…!」
ターゲットとなったすずかは、飛んでくるボールをまっすぐ見据え、構える。
ボールがすぐそばにやってくると少し飛び上がり、片手を伸ばす。
(キャッチか…?)
そう思ったが、すずかの行動は違った。
迫り来るボールを円を描くようにして回し、勢いをそのままに前へと運ぶ。
「えいっ!」
「あぁ!?」
「ふぇ、フェイトー!!」
そしてそのまま下投げのようにボールを放り、フェイトを襲う。
飛んでいったボールはフェイトの顔面に命中し、フェイトは体勢を崩したまま落ちてくる。
「っ、危ねぇ!」
さすがに体勢が崩れたまま落ちるとマズいので、俺は急いで落下地点に走る。
体を滑らせ、スライディングの要領でフェイトの下へ。
「―――っと、危なかった…」
ギリギリセーフ、といったとこ
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