第5章:導かれし者達…トラブルを抱える
第50話:正義の味方は手加減知らず!
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おりこの場で待機しちゃいます。
でもでも、世の中そう思い通りに行かないのが常……
超美少女が一人でポツンと佇んでいれば、股間を膨らませたお馬鹿ちゃんが群がってくる物……
私の目の前にも、キングレオ城から出張ってきた醜男ズが集まってます。
「おい女……怪しい奴だな! こんな所で何をしている!? 先程城に侵入してきた奴の仲間ではないのか?」
う〜ん……“うん。ピンクの鎧とはお友達!”って言っちゃうと100%面倒い事が待っているので……
「おほほほほ、私は怪しい者じゃございませんことよ。こんな美少女が怪しい訳ございませんじゃありませんか! 私はここで、イケメンの彼氏を待っておりますの。皆様の様なNotイケメンには用がございませんことよ! ですから私の前から消えちゃって下さいまし」
私はできる限り丁寧に退散を促したのだが……
「何だと怪しい女め……ちょっと我々の詰め所までご同行してもらおうか!」
NOです! NOですわ醜男共!
お前等間違いなくこの美少女にエッチな事をする気満々じゃん!
真面目くさった面してても分かっちゃいます。美少女の私には分かってしまいますよ!
「さあ来てもらおうか!」
私の手を掴み、エッチな場所へと連れて行こうとする醜男!
良い女へ簡単に乗れると思うなよ!
「きゃあ止めてよ、メラミ!」
「ぎゃあぁぁぁぁ…………」
私の手を掴んだ醜男は、掴んだ腕の肘より先を消し炭にされ、あえなくお空に舞い上がる。
「キ、キサマ……て、抵抗するのか!?」
「何を言いやがる! 抵抗してるのではない。自己防衛を行っているんだ! 美少女が大勢の醜男共に犯されない様に、正義の名の下に自身を守っているんだ!」
「ふ、ふざけるなー! こ、このテロリストめー!」
自己防衛だってんだろ!
私の事をテロリスト判定した醜男共が、一斉に襲いかかってくる!
「私の身体はウルフ以外、乗り入れ禁止じゃボケぇ!」
ってな感じでイオラを唱える正義の美少女マリーちゃん。
手加減をしたつもりなんだけど、醜男共の臓物を目の当たりにして、ちょびっとビビっちゃったお茶目なワ・タ・シ?
ベギラゴンで焼き払えば良かったと、後悔しながら踵を返して逃げ出しますぅ!
マリーSIDE END
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