第5章:導かれし者達…トラブルを抱える
第50話:正義の味方は手加減知らず!
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っている現実的美少女な私。
でも『ライアン様、一緒にこの国を救いましょう! 僕もお手伝いしますぅ!』って、正義のピンクを煽る青いブヨブヨ。
あとは時が経つのを待つしかないので、無意味にキングレオ地方を移動させ、時間を稼ぐ私。
『いきなりお城に飛び込んでも、状況を詳しく理解してなきゃ正しい事は出来ないので、取り敢えず情報収集をしましょう! まずはキングレオ最南の町、モンバーバラから!』
と言って、劇場のパノンを楽しもうと思ったのだが、『そんな低俗な施設に足を運ぶのは関心せんなぁ……それに、そんな場所にこの国を救う為の情報があるとは思えん!』と言われ、パノンを楽しむ事が出来ませんでした。
癪に障ったから、アッテムトへピンクを導き、用も無いのに鉱山へ入らせる私。
勿論、私は中に入りません。
だって毒ガスで苦しいし、面倒臭いんだモン?
そんなこんなで国中を歩き回り、碌な情報も得られないピンクちゃん達は、お城が見える森の中に潜み作戦会議を開始します。
ちなみに私が提案した作戦は、もう一度モンバーバラに赴く事です。
だってパノンを諦めきれなかったから!
でも青いのが『僕が空からお城に忍び込んで、城内を偵察してきます!』って、やる気を全面に押しだし、ピンクちゃんに提案しました。
『いや……それは……危険……』等々、お髭のピンクはモゴモゴ何か言ってるんで、『流石は正義のホイミスライム、ホイミン君ね! 君の持ち帰る情報がこの国を平和に導くのよ!』って、面白半分で煽っちゃった。
そしたら『じゃぁボク頑張ってくるね!』って飛んで行っちゃった……
後を追ってお城に入る訳にもいかず、私とライアンちゃんは呆然とホイミン君を見送るだけです。
わ、私の所為じゃないわよ!
「う〜む……丸一日経過したのに、ホイミンが戻ってこない。隠密行動で情報収集を行っているにしても、少しばかり時間がかかりすぎだ!」
ホイミン君が任務に出てから約24時間……
当初から落ち着きの無かったライアンちゃんのイライラも、臨界点を突破して危険状態だ。
「き、きっともうすぐ戻って来るわよ……」
私の所為ではないはずなのだけど、気を遣って根拠のない慰めを口にする。
こんな遣り取りが数十回……
「いや、何かあったに違いない! 私は突入するぞ……何とかホイミンを救出してくるから、マリーはここで待機していてくれ!」
言うが早いかライアンちゃんは、「ぬおおおぉぉぉぉ…………」という掛け声と共に、キングレオ城へと突入して行っちゃった。
確か原作でも、一人で突入したライアンちゃんと城内で合流する勇者一行だったわよね。
つー事はもうそろそろウルフ達とも合流出来るって事かしら?
うん。私はライアンちゃんの後を追わず、言われたと
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