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MASTER GEAR 〜転生すると伝説のエースパイロット!?〜
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苦い顔をしてそれを止める。
「あー……。ハジメさんが言うことはもっともなんですけど、それをやったら凄く目立つじゃないですか? できたらそういうのは『イベント』の後にしてほしいと上層部から言われてまして……」
「イベント? 一体何ですか」
「それはすぐに分かり……あっ、基地に着きましたよ!」
ハジメとファムが基地に着くと既に連絡がいっていたのか、二人はチェックを受けることなくすぐに中に通された。車から降りたハジメはリンドブルムが停められている場所に走ろうとするが、その手をファムが掴む。
「ストップです、ハジメさん。リンドブルムに乗る前に着替えが先です」
「着替え? この服じゃ駄目何ですか?」
「駄目なんですって。早くこっちへ」
ファムに手を引かれてハジメが更衣室に連れていかれると、そこで一着の軍服を手渡される。
「さあ、ハジメさん。これに着替えてください」
「この軍服を……ですか?」
ファムから手渡された軍服は黒を基調としていて、シンプルながらも威厳が感じられるデザインだった。
「そうです。あと『コレ』も忘れず被ってくださいね♪」
次にファムが取り出したのは、銀色に輝く鉄仮面。左右にはとがった耳のような突起があり、額には二本の角があるデザインの鉄仮面を見てハジメは目を丸くする。
「な、何ですか、ソレ?」
「何って、ハジメさん専用の仮面ですが? ちなみにコレ、パイロットスーツのヘルメットにも使えるだけじゃなく、通信機能を初めとする色んな機能が詰め込まれたスグレモノなんですよ」
「それは凄いですね。……って、そうじゃなくて。何で僕が軍服はともかく、そんな仮面を被らないといけないんですか?」
「これも上層部からのオーダーなんですよ。今日からハジメさんには作戦行動時はこの仮面を被ってもらい、伝説の英雄の名を受け継いだ軍人『イレブン・ブレット少将』として活躍してほしいって」
「はいっ!? 仮面を被って戦場にでるなんて、何処のレッドでコメットな軍人さんなんですか!?」
ファムの説明に思わず叫ぶハジメの声が更衣室に響き渡った。
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