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MASTER GEAR 〜転生すると伝説のエースパイロット!?〜
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ール・イコールに入学した生徒は全員、学園内にある寮で生活をするらしく、校門をくぐってソヴァール・イコールの敷地内に入った
ハジメはファムの案内で今日から暮らす学生寮へと向かった。
学生寮は男子学生寮、女子学生寮、教員寮、そして特別な事情を持つ学生が住まう寮の四つがあり、一の部屋があるのはその特別な事情を持つ学生用の寮だった。寮の特徴を聞いたハジメがファムに質問をする。
「ファムさん。特別な事情を持つ学生って、一体どんな学生なんですか?」
「ん〜、そうですね。主にサイコヘルムの学生がこの寮で暮らしていますね。他にも軍や軍事企業の何らかの実験に協力していて守秘義務が発生したり、行動が制限された学生とかも暮らしていますね」
「サイコヘルム……。前にソルダさんが言っていた、思念だけでアンダーギアや戦艦を動かせる人でしたっけ?」
「はい。ハジメさんはサイコヘルム能力を持つ転入生という設定で入学しましたから、この寮になったんですよ。……っと、着きましたよ」
ファムは十階建ての高級マンションと言ってもさしつかえもないビルの前で足を止めた。
「ここです」
「……なんか、他の寮よりも大きくないですか?」
他の三つの寮は五階建ての建物なのに対し、目の前の寮は高さだけでなく、広さも二倍くらいの大きさがあった。
「何でも実験用の機材を置くスペースを確保するためにこの大きさになったみたいですよ。……私も入学したばかりの時はえこひいきかと思いましたよ。それじゃあ、行きましょう」
「あっ、はい」
寮の一階は全て来客用のロビーとなっていて、ハジメの部屋は最上階の十階にあった。
「はい。この部屋が今日から私とハジメさんの二人が暮らす愛の巣です♪」
「いや、愛の巣って、変な言い方しないでくださいよ。……って、ちょっと待ってください! 今、『二人』って言いました?」
ハジメの言葉にファムは当然といった風に頷く。
「勿論です♪ 何せ私はハジメさんの専門医ですから」
「専門医?」
「ええ、ミスリルの力を引き出す思念波の研究は全ての国で急務とされていますからね。サイコヘルムの中でも特に強力なサイコヘルム能力を持つと判断された学生は、そのケアと能力の解析をする専門医がつくことになっているんです。そしてその専門医が私なのです」
「そうなんですか。……いや、でも同じ部屋で暮らすっていうのは……」
「……ハジメさんは私が専門医ではご不満ですか? 他の人と暮らしたいですか?」
「そ、そんなことはないですよ!」
ファムに上目遣いに見られてハジメはほとんど反射的に首を横に振る。
「……えっと、僕はファムさんが専門医で良かったと思います。いきなり知らない人と一緒に生活
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