奪われた者、奪い返す者〜
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、そろそろ戦線が持たない。撤退をしたいのだが・・・」
「うぇ!?あ、す、すみません!」
サクヤに言われ、俺と思春は慌てて立ち上がる。そして擬音と迷切を回収して外に出ようとした時・・・再び詠が天井を見た。
「なに?この感じ・・・どこかで・・・まさか!」
『や、闇ッス・・・!この世界では使えない筈なのに・・・しかも・・・!』
「咲の闇と似てるけど違う・・・じゃあ誰の・・・」
『駄目ッス・・・その精神状態じゃ駄目ッス!“早貴”さん』
リパルが天井に向かって叫んだ・・・
早貴〜
「グ、ァァァァアアウゥガ!」
(まさか・・・闇!?不味い、呑まれーーーー)
わたしの中から邪魔な何かが消えた。そしてそれと同時にドス黒い何かが身を包み、わたしを変えていく。
「さ、早貴・・・!?」
「な、なんだ?こんな魔法、僕は知らないぞ・・・」
「ガァァァ・・・!!」
アスナが泣いている。キリトが苦しんでる。誰が悪い?・・・・・・
ーーーーコ イ ツ ダーーーー
水色の髪は銀に、白い肌は禍々しい黒の鎧に包まれ、息が荒くなる。・・・凄かった。力だ。力が・・・みなぎる。
「・・・ハ」
「・・・?」
「ハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!」
簡単な答えに行き着いた。邪魔な荷物は退かせばいい。じゃあ邪魔な人間は?・・・コロセバイイ。
「キャハハハハ!!スゴウ・・・スゴォォォォォ!!」
目の前の男の名を叫ぶ。今なら奴に痛みを与えられる。今までのお返しが出来る。ああ、楽しいな、きっと楽しいな。
「アハ!アハハハハッ!シンジャエッ!」
踏み込み、爪を突きだす。
「くっ・・・」
ガギン!
・・・見えない壁に阻まれた。須郷はまだニヤニヤ笑ってる。・・・キモチワルイ。
「どんな魔法か知らないけどねぇ。僕には効かないんだよ!それとも見た目で「・・・ザイ・・・」な・・・?」
「・・・・・・ウザイ」
ガゴォン!
「だ、だからムダなんだ・・・」
「ジャマ、ウザイ、ドイテ、キエテ、クダケテ」
ガン!
殴る。
ガン!
殴る、殴る、殴る。
ガン!ガン!
殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る。
ピシッ・・・
ヒビが入った。
「ッッッォォアアァァァァアアア!!」
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