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緋弾のアリアAA “照準貫通のラピッドショット”を持つ転生者
キンジとアリアの取引
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ライカとの組み手から、一時間が経ち俺は寮の自室のドアの前まで来てる。自室に入るとキンジとアリアのもめてる声がした。
「きゃ…」
と、アリアの小さな悲鳴が聞こえ、何事だと思いリビングにいってみるとアリアがソファーに倒れていた。
「…一回だけだぞ」
「一回だけ?」
「何が一回だけなんだ!?」
俺がアリアに続いて聞いてみた。なんかイヤな予感がするから
「八雲帰って来たのか…とりあえず戻ってやるよ強襲科に、ただし組んでやるのは一回だけだ。戻ってから最初に起きた事件を一件だけお前と一緒に解決してやる。それが条件だ」
「………」
「だから転科じゃない自由履修として強襲科の授業を取る。それでもいいだろ」
「……」
キンジの言葉にアリアは考え始めた。良かった、不純異性交遊じゃないのか。まぁどうせキンジは普段の自分の仕事ぷりを見せてアリアをガッカリさせる魂胆だしな
「…いいわ、じゃあこの部屋から出てってあげる。あたしにも時間がないし、その一件であんたの実力を見極めることにする」
「…どんな小さな事件でも一件だぞ」
「OKよ。そのかわりどんな大きな事件でも一件よ」
「わかった」
「ただし、手抜きしたりしたら風穴あけるわよ」
「ああ約束する。全力でやってやるよ」
どーせ通常モードの全力だろ。
「八雲。あんたもキンジと一緒に強襲科の自由履修を受けなさい。そしてあたしとキンジと一緒に事件を解決するのよ!」
「え一自由履修はいいけど、事件を解決するのはちょっとな。実は明後日から長期の仕事が入ってな」
「じゃあわたし達もそれに…」
「だめだ、もうメンバーは決まってる。それにお前にはやることがあるだろ」
俺はアリアにそう言うとアリアを渋々了承して帰って行った。
「…なぁ八雲、アリアのやるべきことって…」
「お前が知らなくっていいことだ」
「なんだよそれ」
「…キンジ。『好奇心、猫を殺す』だぞ…知らないほうがお前もやりやすいだろうしな」
俺は最後らへんをボソッと言った。それでもキンジには最後らへんは聞こえたみたいだが、意味が分かってないみたいだ。
「飯でも作るか。アリアの分を作ると明日の俺の飯がなくなってしまうからな。グッドタイミングだ」
俺は夕飯を作りキンジと食べて寝た。明日は自由履修だから、書類を作らなきゃだな。
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