第78話 集結する仮面の戦士達。デストロン最期の日(前編)
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中に突き刺さっていたのだ。
肉を潰し、引き裂き、骨を砕く一撃がシグナムに致命的な一撃を与えたのだ。
「シグナム、シグナム!」
はやてが叫んだ。だが、それにシグナムは答えない。ただ、シグナムであったその体は力なくはやてにもたれかかる形でのしかかってきた。
その重さに耐え切れず、はやては地面に倒れこんでしまった。その後ろでは、獲物を仕留め終えたヴィータが邪悪な笑みを浮かべているのが見えた。
「馬鹿な裏切り者だぜ。そんな奴助けたって意味ないってのによぉ」
「あああ……シグナム……シグナムゥゥゥ!」
大粒の涙を流し、はやては叫んだ。だが、主はやての必死な叫びにも関わらず、烈火の騎士はその言葉に答える事はなかった。
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