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ソードアート・オンライン  〜生きる少年〜
序章  僕の選択
第六話  レア敵出現!
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「わかった。...だがあんまり無茶はするなよ!」

そしてエギルさんがあの少女のところに行く。

「さて、とりあえず、君の相手は僕だよ...!」

そう言って一気に肉薄する。
現実での武道の試合に置いて時々使っていた技、《縮地》。
こっちの世界でも使えてよかった。

そこから何のソードスキルでも無いただの逆袈裟切り。
残念ながらまだ始まってばかりなのでまだ《トロワジエム》とかは使えないし下手にソードスキルを使って隙が生まれ、そこでもう一回《トロワジエム》をくらったら、今度こそ死んでしまう。

だからソードスキルを使わずに倒す!!

そして逆袈裟から手首を翻しての袈裟切り。

そして一回相手からバックステップで離れ、そしてまた《縮地》で相手の背後へ。突きの一撃を入れた瞬間に今度は反応され、斬りかかってくる、それをサイドステップでかわし、さらに一撃。

そしてバックステップで離れる。
大体これで全部合わせて4割くらい減ったな...。

これが僕の戦い方。現実でやっていた古武術、剣術の経験を生かして、一撃一撃は弱くても素早さを生かして、避けながら何回も攻撃する。

β時代からやって無かったから少し不安だったけど。

まぁ、まだ敏捷値が低いから使えるのはあと一、二回だろうけど。
と、スレイプが《グリール》を使ってくる。
当たる寸前でサイドステップ、かわして後ろから曲刀で一閃。

リザードマンが振り向く瞬間にバックステップ。

...う〜ん、まだ5割とちょっと残ってるのか...。
《グリール》で近づくこともできないしな...。

だったら...。

ただ普通に走って接近する。

瞬間、スレイプが右手と右足を引き、曲刀にソードスキル特有の光が集まる。

...かかった!!

内心で笑う。

そしてスレイプの《トロワジエム》が発動する。

一撃目、右にステップしてかわす。
二撃目、横殴りの一撃をバックステップでかわす。
三撃目、ここだ!!

三撃目は一瞬腰の位置でタメがあり、そこから曲刀を突きだす。

だから腰でためる一瞬で...《縮地》発動。一歩目でスレイプの横に並び、二歩目でスレイプの背後を取る。

「ハァァァァァァアア!!」

そしてとにかく斬りまくる。型も何もないただめちゃくちゃに。

それでもどんどん減っていく。

この技は意外にも、硬直時間が長い。スキル熟練度を上げれば短くなるのだが、さっき見てわかった。

...かなりスキル熟練度が低い、と。

だから今のうちに減らしまくる。

そして、スレイプのHPが二割を切ったところで...

「これで、どうだぁぁぁぁぁああ!!」

片手用曲刀単発スキル《キャッセ・フラッペ》
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