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DQ4TS 導く光の物語(旧題:混沌に導かれし者たち) 五章
五章 導く光の物語
5-32女戦士
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うとこだな。罠がどうだの、警戒が足りねえだの言ってよ。差別だな」
「人徳の差だよ。当然の区別だろ。そんなことより、早く鍵を探してこよう」
「親父の秘密とか、オレも気になるからな。今度は、オレも行くわ」
「わしも入って良ければ、魔法で探せるでな。差し支え無ければ、わしも行こうぞ」
「では、お願いします」
「馬車を、守らないといけないから。わたしは、残ってるね」
「魔法で探せるなら、ぞろぞろ行くこともないですわね。おふたりのお父様のゆかりの場所でもありますし、おふたりとブライさんに、おまかせするのが、いいですわね。」
隠し階段を下りていく三人を見送り、戻るのを待つ間、クリフトが言う。
「魔法の仕掛けがしてある場所は、古代の遺跡でも新しいものでも、珍しくはありませんが。このような、機械仕掛けのものは、初めてみますわ。魔法が無くとも、このようなことが出来るものなのですね」
「そうねえ。魔法のことも、機械のことも、あたしにはよくわからなくて、あるものを使わせてもらうだけだけれど。魔法は、魔力のある方でないと、使えないものね。機械なら、理屈さえわかれば、誰にでも作れるのよね?普及したら、便利になりそうねえ。」
「その理屈が、例えば俺に、わかるようになるとも思えないが。可能性の話なら、その通りだな。魔法よりも潰しが利く分、下手をすると魔法が追いやられることにも、なりかねないが。この仕掛けは、マーニャとミネアのお父上が、作られたんだろうか」
「ここを研究所にしておられたくらいですから、例え違っても、仕組みについてある程度のことは、ご存知だったかもしれませんね。ご存命であれば、お話を伺ってみたかったです」
「錬金術なんていうけれど、どうも、ほんとに金を作るということでは、なさそうねえ。詳しいお話を、聞いてみたかったわねえ。」
話を聞いていた少女が、呟く。
「……マーニャとミネアの、お父さんの。思い出がある、場所なのよね。……大丈夫、かな」
トルネコが微笑み、答える。
「大丈夫よ。簡単に受け入れられることでは、なかったでしょうけれど。どれだけ時間が経っても、許せることではないから、仇討ちも、したいのでしょうけれど。時間が、解決してくれることも、あるから。」
「時間、が。……解決、してくれるの?」
「全部では、ないけれどね。そういうことも、あるわね。」
「……そう」
魔法の鍵を見付けて、三人が戻ってくる。
「秘密とかいうから、どんなもんかと思ったが。真面目な親父らしい、面白味のねえ場所だっな」
「整理されてはいたけど、すごい資料の数だったね。ブライさんの魔法があって、助かりました」
「ふむ。興味深い資料であったの。またの機会に、是非ともじっくり、拝見したいものじゃ」
「……それは、サン
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