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新たな人生は戦国時代!?
俺の実力と君の名前
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「なら決定だ」
そう言って俺は幼女の方に向き
「君はどっちが良い?ここに残るか、俺と一緒に来るか?」
幼女は少し悩んだ後、俺に抱きついてきた。
「俺と一緒の方がいいか?」
「……………」(コクッ)
「なら行くか!!」
俺は幼女の手を引っ張りながら、村を出ようとすると
「待て!!」
二人で後ろを見ると、ついさっきの女侍が追いかけてきていた。
そして、俺を指して
「次に会ったときは絶対に負けないからな!!貴様の名は!!」
「俺?………俺の名は城崎優信だ!!あんたは?」
女侍は大声で言った。
「私の名は『柴田勝家』だ!」
……………………えっ?
「すまん、よく聞こえなかったみたいだ、もう一度頼む」
「柴田勝家だ!!」
…………ハァ?
「ハアァァァァァアアァ!!?」
その絶叫じみた声は村中に響いた。



















〜30分後〜
女侍もとい柴田勝家達が殺気を出して追いかけてきので
俺は幼女を肩に抱えて全力疾走している最中であります。
えっ?何故かって?いや〜それがねぇ
「まさか、戦国無◯や信長の野◯とか少しでも戦国のゲームをしたことがあるなら誰でも知ってる『鬼柴田』だぞ?それがあんな少女なんて…………
思わず大声でひぐらし風に『嘘だッッッ!!!って』って言ってしまったよ…………ハァ」
やっとまいたのか、振り返ると誰一人いなかった。
幼女を肩から地面に下ろし再び歩き始めた。
「さて、取り敢えず隣の町まで行くか………」
その前に、っと前置きして
「さぁ、君の名前を教えてくれるかい?」
しかし、幼女は無言でこちらを見ていた。
まるで、君から教えてと言うように………
「…………もしかして、自己紹介してなかったっけ?」
「……………」(コクッ)
…………そういえば、まだ自己紹介してなかったなぁ…………いや、ホントに…………
俺は頷くと幼女の前に立ち
「紹介が遅れた、俺の名は城崎優信。好きな呼び名で呼んでくれ」
そして、一礼をした。
幼女は最初は口をパクパクさせていたが決意したのか
ついに
「は……………蜂須賀《ハチスカ》………紗恵《サエ》……だよ……………お兄ちゃん」
その声は小さな声だが、少し聞き惚れる位のキレイな声だった。
「蜂須賀紗恵ね、よろし…………く?」
ちょっと待て、今、紗恵の声に聞き惚れて何か大事なことを聞き逃したような………
「?ど、どうしたのーーーー」
俺の勘違いのようーーー
「ーーお兄ちゃん?」
ではなかったらしい。
「えっと………何で、お兄ちゃん?」
「え………えと駄目だったかな?」(ウルウル)
そんな涙目で言われたらうんと言えないよ……
俺はため息をついて
「いや、良いけど理由、聞
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