武装無能力者集団
Trick28_だから殺す
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ら黒妻さんから色々聞いていたんですけどね。
一昨日まで全く気付きませんでした、“みい”さんが固法先輩だとは。
いや〜、運命とは面白いものですね」
あはは、と笑いながら信乃は戦い続ける黒妻を見て、その目線につられて
御坂達も戦いを見守った。
「おいおい、もうちっと気合入れてかからねぇと張り合いがねぇぞこら!!」
黒妻の強さと声に全員が怯んでいたが、一人だけが微笑を浮かべてポケットに手を入れた。
「!」
固法はその男の不審な動作を見逃さず、能力を使って男を見た。
透視能力
名前の通り、物体を通して向こう側を見る能力。固法の能力であり、レベル3と
能力も高い。
固法は即座に男のポケットにあるものを見透かした。
そして一気に近づき、ポケットから出される前に相手の手首を捻り上げる。
「ぐあ!」
男の手から銃が落ちた。
「これは募集ね。このスタンガンもね!」
同じく男が胸のポケットに隠し持っていた武器も抜き取り、持ち主へと当てる。
「なんで っが!?」
疑問の叫び声はスタンガンの電撃で言い終えることなく黙らせた。
「それがお前の能力か。すげぇじゃねぇか」
「・・でしょ?」
固法は照れながら黒妻に笑い返す。
「うぉら!」
「おっと。俺も、負けてらんねぇな!!」
隙をついて殴りかかってきた男を交わし、拳を腹にぶち込む。
ごぁ! ドス ぎゃ! バン げほ!
黒妻と固法。2人だけで戦っているのに、スキルアウト達を圧倒していった。
「・・・・・・」
「さて、あとはおまえだけだ、蛇谷」
ビックスパイダーのメンバーは蛇谷を除いて全員が気絶している。
黒妻と固法の2人によって。
「は、はは、これで勝ったつもりかよ。これを、見ろー!」
自分が付けてる皮ジャンの下を見せるように広げる。
そこには
「ダイナマイト!?」「うわ、いつの時代の方ですの」「しかも紐に着火する旧式」
御坂が単純に驚き、白井が呆れかつドン引きし、信乃が呆れの補足説明。
蛇谷の腹には数本のダイナマイトが巻かれていた。信乃の言った通り紐に着火して
爆発する昔のタイプがガムテープで蛇谷の腹に固定されている。
手にはライターを持っていつでも着火できることを脅して見せた。
「これ以上近づいてみろ。みんなドカ〜ンだ!」
「ドカ〜ンとは、また子供みたいな表現を」
「信乃さん、今はシリアスな場面ですの。少しお静かに」
信乃の空気を読まない突っ込みに白井が注意した。
「どうだ! どうした! びびったか!」
「あ〜めんどくせぇ」
黒妻は着ていた皮ジャン
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