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鋼殻のレギオス 三人目の赤ん坊になりま……ゑ?
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鋼と軽金(リチウム)の二種類、槍は白銀、弓は……。
「ん? おかしいな」
 シキは弓の錬金鋼を見て、首を傾げる。
 自分の弓は青色を使っていたはずなのだが、何故か今持っているのは白銀で構成された錬金鋼だ。
「……寝てる間に改造したのか? でも、部屋に入った瞬間、気づくはずなんだが」
 そう呟くが、ヨルテムに来る途中にやれ実験やら、やれ改造だわ、と色々とされてきたシキだ。おかげで、左腕が色々とおかしいことになっているが、便利なのでどうでもいい。
「まっ、いっか。後で調子確かめればいいし」
 そう言って、錬金鋼を剣帯にしまう。
 その時だった、リビングのドアを開けてアイナが入ってきた。
「あら、早いのね。それとも興奮して寝れなくなっちゃった?」
「おはよ。元々、この時間に起きてたんだ、習慣だな」
 シキは苦笑しながらアイナに言うと、アイナは感心したのか微笑む。
「偉いわねえ。朝ごはん作るから少し待っててね」
「手伝うよ」
 シキがそう言うと、アイナは首を振りながら言った。
「いいのよ。客人にやらせるほど、というか子供に手伝われると主婦の仕事がなくなっちゃうわよ」
 アイナがウインクをしながらそう言う。慣れた手つきでまな板と包丁を取り出した。
 シキははふぅ、とため息をつくとソファに座る。今日のところは出番は。
「あ、あら? あらら?」
 困惑した声が聞こえたので、シキはソファから台所を見るとコンロの前で頬を当てながら困っているアイナの姿が見えた。
「……もしかして壊れた?」
「そうみたいね。パンが焼けないわね」
 シキはニッコリと笑いながら、腕を捲りながらこう言った。
「火なら起こせますよ」


「うん、美味いな」
 メイガスはシキの作った目玉焼きを満足そうに食べている。
「にしても……化錬剄だったかしら? 便利ねー、それ」
 アイナはフライパンに張り付くように燃えている火を見ながら言った。
「本来はそうやって使うもんじゃないんだが……はむ」
 シキは、目玉焼きにソースをかけながら一口で飲み込む。
 その間もシキは化錬剄の制御を怠らない。師であるトロイアットから見ればまだまだだろうが、十分すぎる制御能力だった。
「……お、おいしいです」
 黒髪の少女、メイシェンは縮こまりながら料理を食べていた。
「いやー、凄いね、シッキーは」
「し、シッキー?」
 シッキーと、ツインテールの少女、ミィフィが言うとシキは脱力したくなる。
「化錬剄って言えば、大人でも扱いが難しいって言われる高等技術じゃないか」
 赤毛の少女はナルキ。最初の蹴りはメイガスとアイナに襲いかかっているように見えたからだそうだ。全力で土下座され、気まずくなったのを今でもシキは覚えている。
キリッとした顔なのだがソーセージを齧り
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