第二幕その二
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でも」
慈悲を受けるエレクトラはこう言われてもあえて述べた。
「その無限の温情、そして私の感謝は」
「貴女を守る責務はイダマンテにある」
「イダマンテ様にですか」
「そうだ。私は我が子のもとに行き今すぐに私の意向と彼の義務を伝え貴女の望みが適うようにしよう」
「私は多くの不幸を味わってきました」
父の死と母の変節、母の愛人の仕打ち、そしてそれへの復讐。それ等の荒波が彼女を乙女から猛女に変えていたのだ。しかしそれを忘れようともしていた。
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