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少年は旅行をするようです
少年は真剣で恋するようです 壱
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「よろしくぅ〜。」

「「「「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」」」」

「「「「キャァァァアアアアーーーーーーーーーーーー!!」」」」


ひらひらと手を振ると、教室が野太い声と黄色い声で埋め尽くされる。

うるさいなぁ〜。蹴散らしてやろうか、このぐみんども〜。


「ハイ、先生!!」

「なんだね、武蔵。」

「転校生を"歓迎"して差し上げようかと思うのですが。」

「フム……よかろう。織原。」


ムサコッスと話をしていた担任は、こちらに向き・・・多分、決闘の是非を問う為だろうね〜。

まさか、断るとでも思ってるのかなぁ?かなぁ〜?


「いいですよぉ〜、やります〜。」

「そ、即答か。若いねぇ。」


パシッ、とワッペンを教卓に放ってやる。

武蔵さんも一瞬気押された後、ワッペンを叩きつけに来た。若いねぇ〜。


「勝負は、武器有でいいですかぁ〜?」

「ぶ、武器あり!?え、ええ。それでいいわ。(まぁ、トロそうだしいいか。)」

「それでいいか?なら職員室に許可を―――」

「届ける必要はないぞい。ワシの権限で了承する。」


いきなり、教室へ老人・・・近衛門と同じ臭いのする輩が入って来た。って、ああ〜、鉄心さんか〜。


………
……



「と言う訳でグラウンドです〜。」

「誰に説明してるのよ。」


武蔵さんに突っ込まれた。が、無視しつつ武器を選んでいると・・・。


「シュウーー!頑張ってーー!!」

「あ、ねーさ〜ん。見ててねぇ〜。」


ブンブンと手を振るねーさんを見つけ、手を振り返す。と・・・あ〜、ボク達のせいで

決闘出来なかったのかぁ〜。なら・・・。


「武蔵さ〜ん。決闘、2対2のタッグマッチでも良いかなぁ〜?」

「へっ!?な、なんで!?」

「ねーさんがねぇ〜、戦いたいって〜。そっちは好きな人と組んでいいから〜。」

「ほ、ホントに?ホントに好きな人と組んでいいのね!?」

「良いってばぁ〜。がーくえんちょー。」


と言う事で、戦闘方法の変更を伝える。

しっっっっっっぶい顔をしていたが、転校生二人の"歓迎"と言う事もあり、

あちらの味方――当然の如く川神百代――は手加減しての戦闘、と言う事で落ち着いた。


「それでは、西方、武蔵小杉!」

「はい!」

「同じく、川神百代!」

「応!」


西に立つのは、双方無手。武器を持たない、"武神"と若干強い人。


「東方、愁磨・ジオン・織原!」

「はぁ〜い。」

「同じく、ノワール・有亜・織原!」

「ええ。」


相対するは、折り畳ん
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