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少年は旅行をするようです
少年は真剣で恋するようです 壱
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ー!ええ、落ち着いたわ。故に限界よ!抱くわ、今よ!」(ガバァ!


ノワールが壊れた。・・・まぁ仕方あるまい。

自分でも、チマッとしてるこの姿は可愛いと思う。(ナルシな訳ではない。)

・・・・どうせだし、キャラも変えようか。


「えーっと、うーん………。ねーねー、こんな感じでいいかな?」

「いいわね、グッド!でも、もっと甘い感じ……いいえ、ほっこりまったりゆったりした感じの

ボクっ娘で!あとお姉様とお呼び。」

「ほ、ほっこりボクっ娘?コホン。ん〜、こんな感じでいいかな〜。ねーさん?」

「あー、いいわ。なんだか凄くいいわぁ。もうそれでいいわ。」


頬をグリグリして来るノワール。まぁ喋り方は変えても、地の文は変わらないんだけどな。


「ん〜。でもあと二週間、ひまだね〜。」

「……一端戻る?」

「それはちょっとね〜。って、あぁ、そうだ〜。新居でも探そうかぁ〜。」

「良いけれど、私、平屋じゃないとダメな体になってるわ。ここら辺にあるのかしら?」


って言うか、こんな喋り方してるからかな。動くのもだるくなって来たなぁ〜・・・。

う〜ん、いいやぁ。


「今日は寝るぅ〜……。」(だるーん

「そ、そう?それじゃ家に行きましょうか。(タレてるわ、物凄くタレてるわ。

膝に乗ったエヴァ以上にタレてるわ。)」


俺・・・もといボクを抱えて、影に沈んでいくねーさん。

あ〜、この喋り方、癖になりそうだなぁ〜。

Side out



Side ノワール

「だるぅ〜〜〜〜ん………。」


編入試験などをほぼスルーした私達は、まったりしながら編入までを過ごした。

どうやらここは麻帆良と同世界線であったようで、編入自体は簡単だったのよね。

麻帆良の方で偽造すればいいだけだし。魔法とかの面倒な事も無くて、他時空線―――

『双方の特異性が認識できない』というものだって、垂れたシュウが言ってたわ。


「シュウ。そろそろ行かないと、学校間に合わないわよ?」

「はぁ〜いぃ〜。」

「もう……。」


仕方なく、シュウを御姫様だっこしてソファから下ろし、立たせる。

・・・・麻帆良に居た時の感じは完璧になりを潜めてしまい、だらしない訳ではないのだけれど、

手間がかかる様になってしまったわ。


「フフフ……仕方ないわねぇ〜。ウフフ……。」

「ねーさぁん、なんだか怖いよ〜?」

「失敬ね、そんな事は無いわよ。」


そんな事を言いつつ、私達は初登校をするのだった。


………
……



「あー、という訳でー、転校生を紹介する。

海外からの留学生で、ノワ
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