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イドメネオ
第二幕その一
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むなら嘆かないようにしなければ。例え苦悩しか出会わなくとも」
「では。頼む」
「・・・・・・はい」
 沈痛な顔で王の言葉に頷いた。彼も今はそれしかなかった。王は沈痛な顔で部屋を去りそのまま宮殿の外に出るのだった。

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