『Aクラス宣戦布告…の筈だった』
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「飛鳥? 何かしたのか…?」
「い、いや、何でもないよ!?」
声も上擦ってるし……何なんだ?
◇
何……この美少女とも取れる深羅の顔!?
顔は熱のせいで赤みを帯び、目はトロ〜ンとしてていつもの目つきとは違うし、声はハスキーボイスと取れる…髪は長髪の部類に入るくらいだし、ここに吉井君達が来ると……秀吉君と同じ状況になるよ、絶対
「ん〜? どうした?」
「す、少し考え事」
…何で深羅にこんな緊張しなくちゃならないの……いつも通りに接すればいい筈なのに、ハァ…
なんて事を思っていると――
「深羅、大丈夫!?」
あぁ…来ちゃったよ…
◇
雄二との作戦会議を終えた明久は、倒れて保健室に運ばれた深羅の元へ向かった……が
な、何なんだこの美少女は……!?
今ベットに居るのは深羅だけの筈、なら他クラスの人かな? いやでもあんな美少女ならムッツリ商会に出回っている筈!?
「司馬さん、深羅は大丈夫なの?」
「う、うん、一応はね…」
何故か少し顔をそらしながら答える……う〜ん、どうしたんだろう? まずは深羅の場所を聞いてみよう、伝える事があるしね
「で、深羅はどこに?」
「あー、えっとー、うん……」
何やら口ごもっている……何かあったのかな?
「深羅に何かあったの?」
「いや、そう言う訳じゃないんだケド…ね」
「ん〜? お〜明久か」
突然美少女に名前を呼ばれた!? って何で僕の名前を……まさかこの声
「……えっと、東條深羅さんですか?」
「ん〜? そうだけど?」
僕らの天災鬼神がこんなに美少女な訳がない!?
「嘘だ! あんなヤクザみたいな風格をしている深羅がこんな美少女になるなんてぇぇぇ!?」
「……次は眉間だバカ久」
どこからともなくピンセットが頬を掠った……ハイ、間違いなく深羅さんです
「で、でも何でこんな風格に!?」
キリッ としているいつもの感じとは違い、クールな声の反面見た目は美人と言えるくらいのギャップ!
「……俺の嗅覚を舐めるな…」
「ム、ムッツリーニ!?」
ふと隣を見るとカメラを構え、ムッツリ商会を営む本人……ムッツリーニこと土屋康太がそこに居た
そして深羅に向かってカメラのフラッシュを
焚いている真っ最中である
「……勝手に撮るな康太」
「……例の写真、新作入荷した……」
「…柄は?」
ムッツリーニはどこからともなく4枚の写真を取り出した
「……黒と白、それと例の子も偶然「気の済むまでやりやがれ」……成立」
く、黒と白!?ムッツリーニと深羅は何の取引をしているんだ!?
ま、まさか、女子生徒のスカートの向こうに
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