暁 〜小説投稿サイト〜
もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
龍だって偶には派手に暴れたいんです。その6
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し」
それはあれか。アラヤーの使者ブラウニーとか因果律の番人久保さんとか、もしくは互いを妨害しあうような転生者的な誰かが俺の邪魔をしに来ると。
『・・・あの冬木市大火災から10年、未曽有の大災害から復興したこの町で現在ガス漏れ事故が多発しています。幸い未だ死者は出ていませんが、これからの動向を・・・』
「昼のニュースですか・・・大変ですねぇ」
「アラ物騒。地球って意外とこういう事故多いの?」
「いや、滅多に起きないよこういのは」
・・・アラヤーの使者は忙しいから来れないみたいである。
〜そのころアースラ〜
『こちらウルフェン1、ジュエルシードシリアルNo,03と04の封印及び回収完了』
『ウルフェン2、シリアルNo,19を目視で確認!これより回収に入ります!』
『こちらウルフェン3、6番と11番の回収終わりっと。ブラッキー1は?』
『こちらブラッキー1。No,1の回収をたった今完了した』
「初日のうちに6個とは・・・大漁で何よりだわ」
ウルフェン1,2,3はそれぞれクルト、ニルス、マリアンでブラッキー1がクロノだ。
取りあえず表面積が広い海から探してみたらまさかのジャストミートである。今日1日でジュエルシードの7分の2を回収できるとは僥倖だ。
『ウルフェン2、封印及び回収完了です。これからどうしますか?ブラッキー1』
『当初の予定通り全員で帰投するぞ。艦長、転移許可を』
「許可します。功を焦ってもしょうがないし、今日はここまでにしましょう」
と言いつつ転移装置を作動させ、”4人をそれぞれ海鳴市の別々の場所に転移させる”。
これはセリフの内容まで事前に打ち合わせをしていたことだ。目的はもちろんある。
マリアンの事前調査によって、現在この町に管理局未確認の魔導士が”3人”活動していることを突き止めた。一人は高町なのは。持っているデバイスがスクライア一族名義で登録されているためこの土地に降りたと思われるスクライア(バカ)が渡したものだろう。
それもそれで大問題なのだがこっちは事情が察せるからまだいい。問題は残り二人である。
その二人は互いに似通った魔力波動を放ち、常に隠匿魔法を使って魔力と気配を極限まで減らし、全く同じ服装と仮面をかぶって定期的に入れ替わりながら一人の少女を監視している。変身魔法で性別まで偽っていると分かったときは怪しすぎて笑ってしまった。入れ替わっている間もう一人が何をやっているのかは知らないが、それは既にクルトの同僚だという人物が探りを入れている。
というか、もうあれが誰かとか誰が糸を引いているかは既にバレている。後はなぜそんなことをしているかを聞き出すだけの段階だ。そのために4人には不審者仮面が交代に来たタイミングで二人とも捕
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