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もう1人の子供魔法先生
5話
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へと向かった
「ってか気づいてると思うけど中にネギいるよな?」
「ん? あぁ確かにいるな」
「補足しますとネギ先生のほかに神楽坂明日菜さんもいますね」
俺たちはそんな事を言いながら浴場への扉を開けると
中にはパッと見は誰もいなかった
「あれで隠れてるつもりか? あの二人」
「まぁ神楽坂明日菜の方は一般人だがらな」
「そりゃーそうだけどさ」
そう言って俺たちは体を流した後、湯船へと浸かった
ちなみに俺達はネギ達を完全に無視していて
ネギ達は見つかるのが嫌なのか隠れた位置から動かずに
こちらの様子を伺っていた

すると脱衣所の方から多数の話し声が聞こえてきた
「この声は……うちのクラスのやつらだな」
「そうですね」
「そうだな」
俺の言葉に2人が頷いた
「っと言うか貴様は教師だろう? こんな所を見られたら色々不味いんじゃないか?」
「あぁ、色々とマズイな。ってかお前が連れて来たんだろうが!」
「それでどうするのですかカイト先生?」
「あそこに神楽坂がいなければ魔法でどうにかするんだけどなぁ」
流石に一般人の前で魔法を使うなんて事は出来ない
魔法とは秘匿されし物と言うのは使える者の常識であり
当然それを知らぬ者にバレるようなら色々めんどくさい罰則があったりする
「まぁ考えても無駄っぽいから成り行きに任す」
俺はそう言ってエヴァと茶々丸と肩を並べて湯に浸かったままで居た
そして脱衣所と浴場を繋ぐ扉が開かれ
委員長の雪広を先頭に近衛・宮崎・綾瀬・早乙女が入ってきた
そして俺に気づいた彼女達は
「あら? カイト先生こんばんは」
雪広は特に気にせずっと言うよりかは少し嬉しそうに挨拶をしてきて
「カイト君こんばんはやー」
近衛も普段通りに挨拶をしてきて
「……///」
宮崎は顔を赤らめて恥ずかしがっていて
「大丈夫ですかのどか?」
綾瀬は宮崎を心配していて
「おっ♪カイト先生じゃん」
早乙女は面白いものでも見つけたような顔でそう言った
「あぁこんばんはだ、雪広・近衛・宮崎・綾瀬・早乙女」
俺は全員にそう挨拶をしたあと
「じゃーエヴァ、俺は先に家に戻っとくからな」
エヴァにそう言ったあと
「んじゃ俺はもう上がるから長湯しすぎてのぼせたりするなよー」
そう言って何食わぬ顔で浴場から出て行った
「カイト先生の可愛いものが……」
「カイト先生可愛かったなぁ」
「ど、どうしよ夕映!? わ、私カイト先生の見ちゃったよ///」
「お、落ち着くのですよのどか//」
「2人共落ち着きなって」
そんな声を後ろ手に聞きながら……
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