第41話『夏祭りと花火大会…中編』
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ど……」
「え!?」
「ほんとだ!? なのはとツバサ何処いったんだろー?」
「とりあえずさっきの所に戻りながら探して見ようよ」
「うん。じゃー急いで……」
「いや、まずは携帯で連絡を……」
私達があたふたしていると
「特別ゲストが来てくれたぞ!!」
『わーーーーーー』
櫓の上で太鼓を叩いていたおじさんが急に大声で喋り初めて
「それじゃ上がって来てくれ!!
不知火ツバサちゃんと高町なのはちゃんだ!!」
『わーーーーーー』
その言葉を聞いて私達は視線を櫓の方に向けると……
「さっき紹介された不知火ツバサでーす♪」
「え…えっと高町なのはです……」
丁度今から探しに行こうと思っていた2人が櫓の上に現れた
ツバサは胸元にさらしを巻いてその上から青のハッピを着た姿で
いつもと違って笑顔で手を振りながら自己紹介をして
なのははツバサのとは色違いの赤いハッピを着て
恥ずかしそうに自己紹介をしていた
「なのはちゃんと…ツバサちゃんだよね?」
すずかが言いよどんだのは
いつも無口なツバサが元気よく自己紹介したからだろう
「え、えぇそうね……何やってるのよあの2人……」
私がそう呟いている内に
「それじゃーいっくよー」
ツバサはさっきまで太鼓を叩いていた男の人からバチを受け取って
掛け声と共に叩き出した
リズミカルに叩き出される音は時に強く激しく時に弱く緩やかに
その音は見に来て居た人達を魅了して行き
すぐ側に居たなのはもツバサの邪魔にならない程度に離れて楽しそうに眺めていた
当然私達もツバサの姿に見惚れるように視線は釘付けになり
ツバサが止めるまで視線を外す事は出来なかった……
その後、何故あんな舞台に居たのかを聞いてみると
去年の海鳴市のお祭りでもやって好評だったからと頼まれたかららしい
そう言えばお祭りを回ってる途中で
ツバサがそんな感じの事を言われていたなぁと思い出しながら
「でもちゃんと私達に一声掛けてからにしなさいよね」
「次からは気をつける……」
私が注意すると直ぐにツバサは『次からは…』と返してきたので
まぁこの件はこれで良いとして……
「……っでさっき凄く明るい顔で元気良く喋っていたけど…あれは?」
「その場のノリ……」
学校でも授業中とかはちゃんとはっきり喋るので
ツバサは要所要所で使い分けれるのだろうと思い
「普段もあの喋り方で話す事は?」
「いや……」
『無理』ではなく『いや』
『出来ない』のではなく『やらない』
この後もう一度さっきみたいに話してとお願いしてたが
断固として拒否されてしまった……
そしてツバサとなのはは元の浴衣に着替える為に
仮設テントの区切
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