第40話『夏祭りと花火大会…前編』
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たこ焼きを焼いて渡したんだ
それを受け取った嬢ちゃんは『ふーふー』と冷ました後
1つ1つゆっくりと食べて
食べ終わった後、また紙を取り出して何かを書いて渡して来たんだ
それには今度はソースについて色々書かれていて
俺がそれを見て驚いている内に嬢ちゃんは
その場を去ろうとしていたから
俺は慌てて『嬢ちゃんの名前を教えてくれないか?』って聞いたら
『ツバサ……不知火ツバサ……… 』
嬢ちゃんは振り返ってそう答えて
『ツバサちゃんか…来年も来てくれるか?』
俺がそう問うと
『またくる……』
そう言って人ごみに消えて行ったんだ
まぁこれが俺とツバサちゃんの出会いだな」
おじさんが話し終えると
「じゃあこのたこ焼きは
ほとんどツバサに教えて貰ったって事?」
「はっはっはっ手厳しいな。だがその通りだ
俺なりに改良しようと日々頑張っているんだが
結局教えて貰った通りに作るのが一番美味いんだよなぁ」
「頑張って……」
「おぅ!! 来週は海鳴市の方の祭りで出店するから
それまでに今回貰ったレシピを工夫しながら頑張ってみるぜ」
おじさんはツバサちゃんにそう言った後
「それじゃ今日は祭りを楽しんで行ってくれ」
私達に『楽しんで』と言ったので
「「「「「はい!!」」」」」
「うん……」
私達は元気よく返事をしたあと
たこ焼き屋のおじさんと別れてお祭りの中心部へと進んで行ったの
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