暁 〜小説投稿サイト〜
ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
一部:超絶美少女幼年期
二十六話:妖精の村を探索します
[1/3]
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
小さな木のお家も散々探索して回り、例によって家主さんの許可をちゃんと得て!
家主さんの、ご厚意で!
アイテムも漏れなく、ゲットします。
「ドーラ……あなたって……」
「ちゃんと、ききましたよ?」
「そうだけど……」
さすがに現役幼女のビアンカちゃんほど、簡単に誤魔化されてくれそうにありませんね!
「フルートをとりかえすって、かんたんじゃ、ないと、おもうんですよ?」
彼らのために、働いてくるんだから。
この程度、ご協力いただくくらい、いいじゃない?
しかも強制でなく、進んであげたくなるような状況を、ちゃんと演出してるんだからさ!
「……わかったわよ。そうよね、仕方ないわよね……」
うーむ、これは。
どういう理解をしたのか気になるところだが、どんな方向でもたぶん間違いでは無いし、それなりに納得してくれたなら、まあいいか!
「なんと!それは、地獄の殺し屋、キラーパンサーではないか!」
「え?そうなんですか?」
「ええっ!?そうなの!?……も、もちろん、知ってたわよ!?」
この寒いのにお外でスライムと語らってるじいさんに、話しかけた結果。
その誤魔化し方は、無理です、ベラさん。
「モモは、とってもいいこなんですよ?ほら、モモ!おて!」
「ニャッ!」
私の急なフリにも、キリッと対応するモモ。
驚愕に目を見開く、じいさん。
「なんと……!まだ小さいとは言え、人に懐くだけでなく、芸までするとは……!信じられんわい……!」
目の前で見たものを信じられないなんて、困ったじいさんだね!
追い出そうとするとかじゃ無いから、まあいいけど。
じいさんの隣のスライムくんが、のんびり口を開きます。
「ポワン様は、とってもいい人だからね!ぼくみたいなスライムを置いてくれるだけじゃなく、キラーパンサーもいるなんて!すごいね!」
野生の本能で怯えるとか、無いんだろうか。
肝が据わってるのか、野生が遠退き過ぎてるのか。
「ポワン様も、考えが甘いのよ。妖精も人間も、怪物ですら、みんなで仲良く暮らそうだなんて……。だから、フルートを盗まれたりするんだわ!」
その辺の妖精に、話しかけた結果。
……ムカッ。
なんて高飛車な妖精だ!
大人的思考で冷静に考えれば前半は一理あると思えなくも無いが、それとフルートの件は別の話だろう!
不満があるからって、関係無いことまでそのせいにして非難するようなやり方は、良くないです!
それに私とモモとポワン様をまとめてディスられては、黙ってるわけにはいきませんよ!!
汚れた心とは裏腹なキレイな瞳で、真っ直ぐに高飛車妖精を見据え、悲しそうに問いかけます
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ