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ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
一部:超絶美少女幼年期
二十六話:妖精の村を探索します
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。
「おねえさんは、にんげんが……わたしが、きらい、なんですか……?」
美幼女の(見た目は)純粋な瞳で見据えられ、動揺する高飛車妖精。
「うっ……!き、嫌いとか、そういうことでは、無くてね?」
怯んでる、怯んでる。
こういう輩は自分が言ってることが必ずしも正しくないって、実は自覚してるからね?
その上で、自分の立場をゴリ押してくるからね!
正論で立ち向かおうとしても、あんま意味無いんですよ!
だからこそ、屁理屈で押し切れない、罪悪感や正義感といった部分に訴えかけてくる、子供の真っ直ぐな視線には弱い筈……!
「きらいじゃ、ないんですか?」
上目遣いで、僅かな期待を滲ませて、でもまだ悲しみを湛えた瞳で、問いかけるドーラちゃん。
否定されたら、泣いちゃうかも、しれないよね?
「……まあ、うん、そうね!嫌いでは、無いわね!」
なんか、ツンデレっぽくなってきました。
「ほんとうですか!?」
悲しみに満ちていた瞳を一転、喜びに輝かせて、迫るドーラちゃん。
「そ、そこまで、喜ぶような、こと!?」
動揺してます。
キョドってます。
若干、顔が赤いです。
「はい!うれしいです!わたし、がんばって、フルートをとりかえしてきますね!いきましょう、ベラさん!」
別に高飛車妖精に謝罪や肯定の言葉を言わせることが目的では無いので、この辺にして出発することにします。
他も大体、話は聞き終わったしね!
私に手を引っ張られてついてきていたベラが、微妙な顔をしてます。
「ドーラ……あなたって……。……ううん、ポワン様のためよね!ありがとう、ドーラ!」
お、気付いてましたか。
ホント、勘はいいんですよね!
割と上手くやっていけそうな気がしますね、ベラとは!
「それじゃあ、いよいよ!しゅっぱつですね!」
「ええ!北の、氷の館に行きましょう!」
え、そっち?
「こおりのやかたは、カギがかかってるって、ききましたよ?」
「えっ?……そうだったわね!それじゃ、えーと、えーと……、どうするんだっけ?」
意地を張らずに聞いてくるとは、いい判断ですね!
変に子供ぶらなくて良かったわ!
「にしの、ドワーフのどうくつに、いきましょう!とうぞくのカギのぎほうを、おしえてもらえるかも、しれません!」
「そっか!それなら、カギも開けられるわね!よーし、行きましょう!」
先に立って歩き出そうとするベラを、呼び止めます。
「ベラさん。そっちは、ひがしです」
「え?そうだっけ?」
あんな田舎に助けを求めに来るなんておかしいと思ったが、もしや方向オンチ?
東には特に何も無くてすぐ海だか湖
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