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ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
一部:超絶美少女幼年期
二十五話:出来る女とそそっかしい子
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と思われるくらいなら、別に問題も無いし。
 まさかこの程度のことで、転生とかそこまで飛躍しないよね!

「まるで、中身は大人、みたいな……」

 ちょ!
 勘、良すぎ!!

「おかあさんが、いないので。しっかりしてるって、よく、いわれます!」

 内心冷や汗をかきつつ、誤魔化しに入る私。

「えっ!?ご、ごめんなさい!そんなつもりじゃ、無かったの!大人とか、もちろん冗談よ?……うん、そっか、大丈夫!お母さんは無理だけど、お姉さんと思って、甘えてもらっていいからね!」

 なんか色々と、自己完結してしまったベラ。
 逆に、申し訳無いです。

 ……まあ、都合良く勘違いしてくれたなら、いいか!
 元々、誤魔化そうとしてたんだし!



 と、いいのかわからんけどまあいいことにして、妖精の村のお店で装備を調えます。

 モモに、石のキバと皮の腰巻き。
 私に、毛皮のフード。
 そして、船でゲットしてほとんど使わずに持ってた皮の帽子を、モモに。

 寒いからモモにも毛皮のフード、なんとか被せられないかと、思ったんだけどねえ……。
 耳まですっぽり覆っちゃうからか、モモが嫌がってね。
 まあ、嫌がるものを無理強いすることも無いので。
 なんとか耳出して装備できる、モモも嫌がらない、皮の帽子を被せることで妥協しました。

 私の盾は皮の盾のままで、鎧は無く、普通の服に手織りのケープを羽織った状態で、マントも着けてますが(重ね着とか、現実ならではだよね!裸鎧とか無いでしょ、実際!)。

 うろこの鎧も青銅の盾も、特に防寒の役には立たなそうなので、そこは節約してこのまま行くことに。
 ゲームでも結構なんとかなるし、レベルもゲームの通常進行時よりは高そうだし、きっと大丈夫だろう!

 今にも旅立ちたそうなベラに情報収集の重要性を説いて、今度は村の散策です!
 小さい木のお家も、近くでじっくり見たいよね!
 中にも入りたいしね!


 趣味と実益を兼ねて、きっちり探索するとしましょう!!
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