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ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
一部:超絶美少女幼年期
二十五話:出来る女とそそっかしい子
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 え?ベラを?
 そういう展開って知ってたけど、大丈夫なの、その子?
 なんか、危なっかしくない?
 そそっかしいというか。

「ベラはそそっかしいところはありますが、好奇心旺盛で、行動力があります。剣を振る力を持たず、戦いに向かない私たち妖精には、珍しい人材です。きっと、お役に立てるでしょう」

 思考、読まれた!

 頭脳労働には使えないけど、肉体労働なら適任ってことね!
 適材適所ですね、流石ポワン様!
 そういうことなら、オッケーです!

「では、ベラ。期待していますよ。ドーラに、ご迷惑をかけないようにね?」
「はい、ポワン様!お任せください!」

 汚名返上とばかりに、ベラが張り切ってますね!
 たぶん、後半聞こえてないね!
 だからそそっかしいっていうのに!

 まあ、私が気を付けておけば大丈夫だろう!
 ある意味、扱いやすそうだし!

 またベラの視線がキツいが、言いたいことがあるなら、言えばいいのにね?
 そんなことしたら、返り討ちですが!

 とか考えてたら、逆に視線を逸らされました。
 うん、勘がいいね!
 そしてやはり、扱いやすい!



 ポワン様のいる大きな木の家を出て、村に出ます。

「さあ!早く出発しましょう!」

 ベラが張り切ってますが。

「まってください。すこし、じゅんびしていかないと」

 話も聞きたいし、買い物もしたいんですよ。
 自前の立派な爪とキバがあるとは言え、モモが丸腰だし。
 痛めたら可哀想だから、なんか買ってあげたい。
 あと寒いから、あったかい服とか!

「だけど、急がないと!」

 自分の都合を押し付けてくるというより、単に気が回ってない感じなので、まあいいんですが。

「いそぐなら、よけいに、じゅんびは、たいせつですよ?いそがばまわれって、ポワンさまにいわれたこと、ないですか?」
「……!な、なんで、知ってるの!?」

 あるのか。
 適当に言ったんだけど。

「……わかったわ。ごめんなさい、私ってそそっかしい上に、せっかちで。よく、ポワン様にも叱られるの」

 ベラも、反省ができる良い子ですね!
 その反省が、なかなか次に生かされないようですが!
 こういうのは性格だから、仕方ないのかね?

「わかってくれたら、いいんです。いまは、わたしがいっしょなんですから!わたしが、きをつけておきますから!」

 あまり子供らしくない発言だが、まあいいだろう。
 相手は妖精だから、後の生活に響くことは無いし。
 下手すると、命が懸かってくることだし。

 ベラが、決まり悪そうに微笑みます。

「ありがとう。ドーラはまだ小さいのに、なんだかお姉さんみたいね」

 ませてる
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