第93話 見えない糸
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ぎゅっと目を閉じた。ドドドドドガガガガガァァァァァァァァァァン!!!
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恐る恐る目を開ける。
リョ「あ、あれ?何とも無い・・・?」
そ、そんなはず無い!俺は確かに攻撃を食らったはずだっ!!誰かが防いだのか?後ろを振り返ってもルーシィとカニと馬はそのままだ。でも、顔が思いっきり引きつっている。3人・・・いや、1人と2体の視線の先は俺の足元。俺も自分の足元に視線を落とす。
リョ「・・・え・・・?」
ロ「ぅ・・・うぐ・・・!」
俺の足元には傷だらけのロキ(レオ)が倒れていた。
リョ「ロキ!!何でお前がっ!?」
ロ「ルーシィの、叫び声が聞こえてね・・・急いで門(ゲート)を通って来てみたら、また君が自分を犠牲にしようとなってたから、思わず・・・」
・・・こいつ、どんだけバカなんだよ・・・
フェ「下らない。星霊は死にはしない。別に攻撃を食らっても平気。」
ブチッ!!今の言葉に俺とルーシィの堪忍袋の緒が切れた。
ル「星霊は盾なんかじゃないっ!確かに死んだりはしない。でも!痛みや感情は、人間と同じであるのっ!!」
リョ「お前の妖精だって同じだっ!!操られてるからって、お前酷すぎるぞっ!!!」
俺は聖剣を持ち直す。自分でも分かった。俺の怒りのオーラで、周りの大気がビクビク震えているのを・・・
リョ「ルーシィはロキの傍にいてくれ。後、カニと馬の力を貸してくれ。」
ル「分かったわ。」
フェ「リーフ、フリーズ、サンダー、もう1回同じのをお見舞いして!!」
リ「葉爆弾ッ!!」
フ「絶対零度!」
サ「稲妻!」
また同じ攻撃が俺たちに襲い掛かってくる。
ル「キャンサーとサジタリウスはリョウを援護して!!」
エ「了解エビ。」
サ「了解しましたもしもし。」
ルーシィの指示でカニと馬が俺の前に立つと、カニは愛用のハサミで葉爆弾を切り刻む。葉爆弾はドガンッ!と凄まじい音を立てて爆発する。馬は弓で氷を打ち砕いていく。さすが弓の名手だぜ。残ったのは雷だ。俺は飛び上がると、
リョ「空高切ッ!!」
青い光を纏った聖剣で稲妻を切り裂いた。
フェ「う、嘘!!」
驚いているフェアリーに向かって俺は走り出す。途中でリーフとフリーズとサンダーが襲い掛かってきたが、全てかわした。フェアリーとの距離後10m程のところで俺はもう一度飛び上がった。
リョ「良い事教えてやるよ。」
俺は下にいるみんなに聞こえるようにでかい声で話す。
リョ「人と人はな、見えな
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