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IS 〜インフィニット・ストラトス〜 日常を奪い去られた少年
第02話
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夏。俺、まだ腹減ってないから鳳さんと二人で行ってきてくれ」
「そうか?だったら鈴、行くか?」
「う、うん、けど……」
鳳さんがこっちを見ながら口ごもる。ああ、変に心配してるのか。別にそんなの気にしなくていいのに。
俊吾は鈴を安心させるように行った。
「俺のことは気にしないで、二人で行ってこいって」
そのセリフを聞くと鈴も安心したのか、一夏に付いていった。
そして、部屋を出る時に
「…………ありがと」
と聞こえた気がした。まぁ、気のせいだろう。
さて、明日の試験の為に少しISの操縦マニュアルを確認しておこう。操縦したことがないから勝手がわからないが、しないよりはマシだろう。
俊吾は机に座り、マニュアル本を取り出し、読み始めた。
その後、二人の女子が部屋を訪ねてきたのは余談である。
◇ ◆ ◇ ◆
「ん〜、取り敢えずこんなもんかな……」
長時間、席に座っていたため、首が痛い。クルリと回すと、コキコキと鳴った。
「あいたたた…………。さて、そろそろ飯食いに行こうかな」
と時計を見ると、信じられない時間を指していた。
「8時40分…………だと……!?」
あれ、俺勉強始めたの6時30前だよな?もう2時間も経ってるのか!?
「って、この時間食堂やってないじゃん……」
食堂の夕食提供時間は6時から8時。完全に経営時間外である。
「…………飯、抜きかよ。どうしよ」
夜と早朝は生徒に自炊スペースを提供しているらしいが、俊吾に自炊スキルなどない。
「おにぎりでも作るか……って、米炊くのにも時間掛かるし、1合だけ炊くのも気が引けるな……」
いっそ、自動販売機で炭酸買ってきて腹を無理矢理膨らませるか……。
と、そこで、俊吾が一つ気がついたことがある。
「そいや、一夏のやついないな……。この時間なのに」
部屋にいるのは俊吾だけ。シャワー室から音もしないし、夕飯を食べに出て行ってから戻っていないようだ。
「探すついでに炭酸買ってくるか……」
面倒臭いが、腹は減ったし一夏がいないのも落ち着かないし、さっさと買って探して寝よう。
俊吾は部屋から出ていった。
◇ ◆ ◇ ◆
「う〜む、確かに腹は膨れたけど、やっぱり腹減ってるな……」
最初の目的、自動販売機で炭酸を買うと言う目的はクリアしたものの、結果的に腹はそこまで膨れなかった。
コーラだから結構膨れると思ったんだけどな……。
「別に寝れないほど腹減ってるわけじゃないし、一夏でも探しに行くか」
と、歩きだした俊吾あったが一つ問題が発覚。
「どうやって探しますかね……」
一人だし変に歩き回っても疲れるだけ。しかも
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