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イドメネオ
第三幕その三
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ネオはアルバーチェのその言葉を止めさせた。
「そなたはまだ若い。それにクレタに必要な人材だ」
「いえ、それは王と王子様こそです」
「違う、私こそが」
「正義の神々よ」
 イドメネオに己の考えを退けられたアルバーチェはまた嘆くのだった。

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