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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter19「青き星へ」
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ちょっとしたんだ」

「なのはと同じスバルちゃんとティアナちゃんの先生で、しかも二刀流で、超強いんでしょ?」

二刀流という部分に特に興味があるのか、目を輝かせて美由希は話しかけてくる。さっきからだが美由希はやたらルドガーの実力に興味があるような様子を見せている。

「私も御神流っていう武術を習ってて、それも君と同じ二刀流使いでさ。私とお父さんもなのはの君の話しを聞いて気になってたんだよ」

「お父さんもその御神流っていう武術をやってるのか?」

「というかお父さんが御神流の師範やってるんだよ」

御神流……正式名称『永全不動八門一派・御神真刀流・小太刀二刀術』という二振りの小太刀をメインとするも、暗殺系の武具を用いた戦い方もある総合殺人術。流石に場も考えてか美由希も御神流の暗黒面の話しはしないが、簡単な説明からでも確信ではないが御神流が純粋な武術じゃない事をルドガーはその実戦の中で培った感覚で感じていた。

「へぇ…奥がなかなか深いな」

「そうだよ。御神流は奥が深いんだよルドガー君」

「っ!?」

突如気配なく背中に声がかかる。全く気配がなかった事に驚きながらもルドガーは反射的にカウンターから反対側の玄関側へと一瞬で距離を取り警戒する。なのは達も気配なく現れた人物に驚いていた。

「あっ、すまなかった。驚かせるつもりはなかったんだ……」

ルドガーがさっきまで立っていた場所には美由希と同じエプロンをつけた男性が申し訳なさそうな表情を浮かべ笑っていた。この男性がルドガーの背後に気配なく立った人物なのだろう。男性の正体を考えていると、なのはと美由希がルドガーと男性の間に立ち、話しをはじめる。どうも少し怒っているようだ。

「もう、お父さん!」

「わ、悪いなのは……彼がどれほどの実力があるのか知りたくて、つい……はは……」

「だからって…わざわざ誤解されるような事をしたらダメだよ」

なのはの口にした単語が耳に入りこの男性の正体をようやくわかる。この男性はなのはの父親だったのだ。

「なのはの…お父さん?」

なのはの父親であるというこの人物……ルドガーはこの父親のさっきの行動とは別に姿を見て驚いていた。この父親の外見だ。あまりにも2人も子供を持つ人間に見えないくらい若々しい。だが更にルドガーは驚く光景を目にする事になる。

「あらあら、お父さんったら張り切っちゃって。でも初対面のなのはの同僚さんを驚かせるのはダメよ」

厨房から茶髪の女性が出てくる。容姿がどことなくなのはに似ていて、大人びた雰囲気から察するになのはと美由希の姉だろうか?

「だね、反省するよ母さん」

「んなっ!?」

なのはの父親が女性に対して口にした名称に完璧に驚きの言葉を漏らすルドガー
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