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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter19「青き星へ」
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イトが答える。

「すずかって…誰だ?」

「すずかちゃんはアリサちゃんと同じで、友達だよ」

すずかという人物が何者なのかなのはから説明を受け、協力者も身内の者ばかりだという事に、六課ほど動きやすい組織はまれだと、改めてわかった。聖王教会が六課にわさわざ任務を依頼したのはこういった事情だろうとルドガーは推測する。自己紹介が終わると、アリサに案内され一同はコテージの中に入り荷物類を置き、全員なのはの傍に集まる。

「さて…じゃあ、改めて今回の任務を簡単に説明するよ」

「「「「はい!」」」」

フォワード達が返事をし、なのはがモニターを表示する。

「捜索地域はここ、海鳴市の市内全域……反応があったのは、ここと、ここと……ここ」

「移動してるな」

「移動してますね」

モニターの対象が移動した事で反応が感知された場所を表している点滅を見てルドガーとティアナは声を出す。

「そう。誰かが持って移動しているのか……それとも独立してるのかは分からないけど……」

なのはに続いてフェイトも説明を始める。

「対象の危険性は?」

ルドガーは特に注視しなければならない点をなのはに問う。

「対象ロストロギアの危険性は、今のところ確認されてないよ」

「仮にレリックだったとしても、この世界は魔力保有者が滅多にいないから…暴走の危険はかなり薄いね」

だがそれでも用心に越した事はない。仮に本当に偶然で対象がレリックでこれまた偶然魔力保有者がそれに触れたら?……最悪、海鳴の地が火の海になりかねない。

「とは言え…相手はやっぱりロストロギア。何が起こるかもわからないし、場所も市街地…油断せずにしっかり捜索して行こう」

「了解だ」

ルドガーが懸念していた事をなのはが丁度その事で全員に念をおしルドガーは了承する。

「では、副隊長達には後で合流してもらうので……」

「先行して出発しちゃおう!」

「「「「はい!」」」」

フェイトとなのは、2人の隊長の指示でフォワード達は探索のため動き始める。スターズはなのはとリインで対象の捜索、ライトニングとフェイトは市内にサーチャーの設置という割り振りだ。だがここで一つ忘れている事があった。

「なぁ……俺ってどうすればいいんだ?」

「「あっ」」

そう。ルドガーの役割は何も決まってなかったのだ。このなのはとフェイトの反応から見て、どうやらすっかり忘れていたようだった。

「なるほど…全く考えてなかった訳だな?」

「や、やだなぁルドガー君、ちゃんと考えてたよ!ねっ?フェイトちゃん」

「ふぇ!?う、うん!ルドガーの役割もバッチリ決まってるよ!勿論?」

「…最後が疑問系になってなかったか?」

忘れて
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