暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜TS少女の最強物語〜
第39話『夏だ!海だ!別荘だ!!』
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んなに多くなくて
広々と遊べそうなの

この後、私達はビーチバレーをしたり波打ち際で遊んだりしたの

最初一緒に遊んでいたネオさんとファリンさんは
今はビニールシートとパラソルを準備して
そこでのんびりしているの

そしてふと周りを見ていると
いつの間にかツバサちゃんが近くに居ない事に気付いたの

「あれ? ツバサは?」
「え? さっきまでそこに居たよ?」
「どこ行ったんだろ?」
「まさか海に入ったんじゃないでしょうね」
「あっ居たの!」

アリサちゃんの言葉で不安がよぎったけど
少し離れた所でしゃがんでいるツバサちゃんを発見して

「私呼んでくるの」

私はそう言ってツバサちゃんの所に走って行ったの

ツバサちゃんの近くまで来ると
ツバサちゃんが砂で何かを作っているのが見えて

「ツバサちゃん何作ってるの?」

聞いてみると

「お城……」

ツバサちゃんは簡潔にそれだけ言ったの

「手伝おうか?」

「本気で作る……遊んでていいよ……?」

そして『手伝おうか?』と聞いてみたら
遠まわしに『邪魔』だと言われたので
私はみんなの所に戻ったの

この後ツバサちゃんが別行動をしたから
海で泳いだりして遊んだの

(もしかしたらツバサちゃんはこの為に別行動をしたのかな?)

そんな事を思いながら海から出てツバサちゃんが居た所を見ると
凄い人だかりが出来ていたの

「何かあったのかな?」
「あそこってツバサちゃんが居た場所なの」
「まさかツバサに何かあったんじゃ!?」

私達は急いでそこに向かうと

「何よコレ……」
「えーと…お城かな?」
「うん…お城なの……」
「凄い……」
「わーおっきー」

高さが2メートルは有るだろう大きな砂のお城が出来ていたの
そしてその周りには
満足そうにお城を眺めているツバサちゃんと
カメラや携帯で写真を撮っている人達が居たの

そして私達が居る事に気付いたツバサちゃんは近づいてきて

「力作……」

砂のお城を指差しながら言って来たの

「凄いねツバサちゃん」
「私達と別れてから30分ぐらいしか経ってないわよね?」
「それくらいなの……」
「ツバサ、私にも作れるかな?」
「私も作りたーい」

このあとみんなで砂で色んな物を作って遊んだの

数時間経って辺りが薄暗くなってきた頃には
私達の周りにはツバサちゃん以外が作った砂で出来た物と
ツバサちゃんが最初に作った2メートルぐらいの日本のお城や西洋のお城
ピラミッドやスフィンクス、凱旋門やピサの斜塔など……
いつの間にかサンドアートの展覧会見たいになっていたの

当然こんなのを作ったツバサちゃんは
コレを見た
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