IFストーリー はやて編
[10/11]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
『俺は逃げたんだよ………親友を裏切り、腐った管理局から。後悔は無いけど、やっぱり悲しむ奴は多いよな………いつかそんな今の現実を変えてくれる奴がいればもっとハッピーになるんだが………何か幸せじゃないか?皆が笑顔で楽しく過ごせる日常。平凡だけど暖かい、そんな毎日。そんなの無理かもしれないけど、せめて俺の周りだけでもそうなって欲しいと思うんだよ………』
かつてウォーレン・アレストが話してくれた夢。
その後、零治はシャイデとの婚約を言われ、そして養子に誘われる。
(コイツは………先輩の諦めた事をやろうとしている………)
「八神、お前は………」
「それにな、やっぱり皆笑顔が一番やろ〜?みんな笑顔で、暖かくて………そんな世界が出来れば最高やない?」
そんなはやての言葉に零治の失った物が戻っていく。
(ああそうか………こんな俺でもまだ生きる意味があった………)
生きる意味。
生きる希望さえ何も無かった零治が感じた存在意義。
かつて自分の大切な人が思っていた理想。
「はやて………」
「何や?」
「俺決めたよ。俺にもお前の夢を叶える手伝いをさせて欲しい」
「零治君………」
「俺、忘れてた………先輩の考え、思い、全て先輩に教わってきたのに、俺はそれを全て心の奥底で抑え込んで憎しみだけを抱えて生きていた。先輩も言っていたんだ。平凡だけど暖かい、そんな毎日。俺もそれを見てみたい」
光が戻る感覚。自分の見ている世界が一気に広がり、一色しかなかった世界に綺麗な色が戻っていく。
かつて失った物を零治は全て取り戻していた。
「零治君………うん!!私も見たい!!」
そんな零治の思いにはやても涙を流しながらそう答える。
「はやて、ありがとう。俺にもまだ希望があった。先輩はもういないけど、先輩も思いと一緒にはやてを守っていく」
漆黒の鎧を解き、はやてを優しく強く抱きしめる。
「零治君………ありがとな………」
そんな零治をはやては優しく抱きしめ返すのだった………
数日後、連続殺人事件の犯人とその黒幕が逮捕される。
その逮捕者は八神はやて。そしてはやては一気にキャリアの道を駆け上がる。
そして5年後………
「やっと夢が叶ったね」
「いいや、まだや。これはまだ第一歩や。私の夢はこれからやで」
「そうだったね………」
そんな会話をするなのは、はやて、フェイト。
3人は新しく出来る『機動六課』の隊舎の前に居た。
「そう言えばはやて、まだ聞いてないんだけど、いい加減はやての副官に就任する人って誰なの?」
「そうだ!!はやてちゃんってばずっと秘密って言って何も教え
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ