IFストーリー はやて編
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うとも零治に話しかけるのを止めず、しつこく付きまとっていた。
しまいにはいじめに近い嫌がらせも受けたりもしたが親友の4人がはやての味方で居てくれたお陰ではやても折れずに零治付きまとってこれたのだ。
そして、はやてのお陰で零治は徐々に人間らしさを取り戻していった。
「なあなあ、零治君って家族おるん?」
そんな中、2人で昼食を食べていたはやてが不意にそんな質問をしてきた。
「どうでもいいだろ」
「せやけど、今思えば私って零治君の事何も知らんなぁ………って」
そう言われて零治は黙々とはやての作ったお弁当を食べる。
「………もしかして聞いて欲しく無かった?」
「………いない」
「えっ?」
「家族は居ない。育てた親も今面倒を見てくれてる親も」
「えっ!?それって1人って事なんか………?」
そう言ってはやての箸が止まる。
「そうなんか………そうやな、だからこそ私は見捨てられへんかったんやな………」
小さい声で1人納得するはやてに首を傾げる零治。
はやては携帯を取り出し、何処かに電話を掛けた。
「………そうや、せやから準備頼むな〜」
そう言って電話を切ったはやて。
そして………
「今日は私の家に来てくれへん?」
「さあ、着いたで!!」
結果的に零治ははやて宅に来ていた。いや、連れてこられた。
既にはやてに行動パターンを読まれてる零治は逃れる事が出来ず、魔導師だとバレる訳にはいかないので転移も出来ない。
逃げる手段が無いのである。
「いらっしゃいですぅ〜!!」
そんな零治を迎える小さい女の子。
「へえ、これがはやての男か………」
零治を品定めするように見る赤髪の女の子に、
「いらっしゃい………」
「待ってましたよ」
優しく零治を出迎えてくれるピンクの髪の女性と金髪の女性。
「………」
こちらを一度見て、そっぽを向いた青い犬。
「さあ、こっちですよ〜」
一番最初に出迎えてくれた小さい女の子に手を引っ張られ、零治は中へと入っていった………
「はやて、もういいか〜?」
「駄目やヴィータ!まだ焼きが甘い!!」
「はやてちゃんこれは?」
「リイン、中のお肉生焼けやからもうちょっと我慢してな」
「やはり主の焼くお好み焼きを美味しい………」
「私も焼きたいんですけど………」
「シャマル、私の戦場、邪魔せんでな………」
はやてに睨まれ、小さくなるシャマル。
そんな慌ただしいやり取りを見ながら零治は静かにお
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