IFストーリー はやて編
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は無かった。
『あの………依頼が………』
「………教えろ」
「またやね………」
「ここまで何も犯人の手掛かりが出て来ないと別の可能性が浮かび上がってくるね」
数日後、またミッドチルダで管理局員が殺される事件があった。
そしてその現場には捜査員のはやてと執務官のフェイトの姿もあった。
「今回殺されたのは?」
「本局勤務のリュート・マクベス二等空尉。一度犯罪組織に雇われた傭兵の魔導師で、その後奉仕活動を得て、本局勤務の魔導師に。その後の仕事振りも良くて、評価の高い人だったんだけど………」
「元犯罪者は容赦無しってことやね………」
悔しそうにはやてが呟く。
「だけどこれでハッキリしたね」
「そうやな、犯罪経歴がある魔導師が狙われてる。………フェイトちゃん、気をつけんとな」
「はやてこそ。特にはやては未だに闇の書事件で狙われている事が多いんだから………」
「分かっとるよ。………だけどそろそろ本局でも対応策が協議されるやろ」
「遅すぎる位だけどね………」
「兎にも角にもお互いに気をつけんとな………」
『本局もようやく事態の重大さに慌ててる様だ。フォローはするが、これからは更に厳しくなる。しっかり頼むぞ』
「ああ、分かった………」
通信を切り、通信器を壁に投げつける零治。
反対側の壁に寄りかかり、そのまま死んだように眠りについた。
『マスター………』
「………」
ラグナルが声をかけるが反応は無い。
『誰かマスターを助けて………』
そんなラグナルの声に応えてくれる者は誰も居ない………
「零治君!おはよう!!」
「………」
事件から1ヶ月、零治に変化が現れた。
「今日からテスト週間やな………私学校休む事多いから点数取るの大変や………」
「そうか」
「零治は調子どうや?」
「ああ」
「どうなんよ?」
「普通だ」
「普通って………本当は自信無いんちゃう?」
「どうだっていいからな」
「もしかしてテストで点取れなくても受験で取れればいいってカッコイイ事を言ってるんか………?」
「どんだけ飛躍するんだ………」
しつこく話かけるはやてに零治はとうとう折れ、今では普通に話しや昼食を取るような仲になっていた。
「そうや、零治君。今日はサンドイッチなんやけど………」
「いつも言うが頼んだ覚えは無い」
「ええやんええやん、こんな美少女が作るお弁当やで。男なら泣いて喜ぶシチュエーションなんやから遠慮せんでええって」
「美少女?」
「突っ込むとこそこ!?」
はやては周りにどう思われよ
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