IFストーリー はやて編
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った………
『マスター、あんな言い方しなくても………』
「うるさい、気軽に話しかけるな」
『ですけどあの娘はただお礼をしたくて………』
「同じ事を二度言わせるな」
『………イエスマスター』
これではやて達に声をかけれられる事は無くなると思っていた零治だったが、その予想は見事に外れるのだった。
「おはよう零治君!!」
「………」
3日後、朝のんびりと零治が登校していると背中を叩いて挨拶をした女子生徒がいた。
「何や無視か?挨拶も碌に出来んと立派な社会人になれへんで!!」
「………帰る」
「何で!?こんな美少女に挨拶されて何で帰るんや!?」
「零治君、一緒にお昼食べへん?………ってあれ?」
「有栖君ならさっきベランダの方に………」
「ちっ、逃げられた………」
「零治君一緒に帰ろ〜!!ってあれ?」
「有栖君なら、またベランダから………」
「また!?どうして気づかれたんや………?」
「くそっ!!何で付きまとってくるんだ!?」
ベランダから階段に移り、そのまま帰路に着く零治。
実は他にも休み時間に訪ねて来たりと、何度も話そうとはやては零治のクラスにやって来た。
何度冷たく言ってもはやては全く気にせずやって来る。
馴れ馴れしく、そして明るい人柄。
『まるでウォーレンさんに………』
「ラグナル黙れ!!!!」
他の通行人も何事かと見てしまう程の大声。
「先輩はもういない!!!その名前は出すな!!!」
『済みませんマスター………』
ベヒモス事件。
ミッドチルダで起きた、冥王教会が起こした新型の爆弾をめぐる大きな事件。
その首謀者である冥王教会の幹部は無事逮捕され、爆弾も全て回収し、データ諸共完全に消去され、何事も無く、解決された事件。
そしてその中で居た聖王教会の騎士を大量殺戮した魔導師、バルトマン・ゲーハルトを逮捕したとして有名になったエース・オブ・エースが居るため、広く有名になった事件だ。
その中でただ1人、殉死した傭兵の魔導師がいた。
「………」
明るく、1人だった零治に声をかけてくれた人物。
お気楽で、お節介で、いつも零治の事を気にしてくれていた人で、零治にとって最高の相棒であり、この世界で唯一家族と呼べるような人物だった。
「だからこそ俺は………」
そんな中、彼のフィアンセであるシャイデ・ミナートを零治が助けている間に、ウォーレンはバルトマン・ゲーハルトと1人で戦っていた。
そして戻った時には………
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