IFストーリー はやて編
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に行くんだろう………」
「どうせサボリでしょ?全く、学校を何だと思ってるのかしら………」
「それでもテストの成績良いんだよね………」
「確かに………私この前の中間負けちゃったし………」
悔しそうに呟くアリサに苦笑いするすずか。
「へえ………」
「この学校にも不良っていたんだ………」
すずかとアリサの話を知らなかったフェイトとなのはは興味を持ったのか窓の外を覗いてみた。
「ちょ、私も見てみ………!!」
はやても興味が持ち、窓から覗き、そして固まった。
「どうしたのよ?」
「アリサちゃん、皆、見つけたで田中太郎」
「嘘!?」
「はやて、どこ?」
「どんな人!?」
「あはは、皆の話に出た有栖零治君や………」
「田中太郎さん!!」
「人違いだ」
「じゃあ有栖零治君!!」
「………はあ」
本名を当てられ、零治は振り向く。
「こんにちは」
「はぁ………」
「何で溜め息吐くんや………?」
声をかけられる前から既に魔力反応で誰だか分かっていた。
(あんなに魔力が高いのは同じ転生者の神崎大悟と八神はやて位だからな………)
だからこそ、無視して帰ろうとしていたのだが本名を言い当てられてしまえば今日逃げた所で無駄だと判断し、諦めた。
「何の用だ?」
「あの………今朝のお礼を………」
「じゃあ脱げ」
「は?」
「お礼してくれんだろ?だから脱いでくれよ」
「な、何を言ってるんやアンタは!!!」
零治の無茶な要求に大きい声をあげるはやて。
他の帰宅中の生徒の注目を浴びた。
だが気にせず話を続ける。
「だったらお礼は気にしなくて良い。あれはただの気まぐれだ。別に借りや弱みを握りたくてした事じゃない」
「せやけど………」
「いいから俺に構うな!!!!」
「あっ………」
今度は零治が大声を上げてさっさと先を行った。
「何よアイツ!!」
そんなはやてと零治のやり取りを見ていた親友の4人がはやてに近づいてきた。
「恐かったね………」
「しかもいきなり脱げだなんて………」
「別に本気で言ったわけやないよ………」
零治をフォローするはやてだったが、他の4人の反応は冷ややかだった。
「はやて、あんな奴構わなく良いわよ。もうお礼なんて気にしなくて良いわよ!!」
「あっ、アリサちゃん!!」
怒ったアリサがドカドカと歩き始め、その後ろをすずかとなのはがついて行った。
(なんやろな………何であんな言い方するんやろ………)
「はやて、どうしたの?行かないの?」
「あっ、ごめんフェイトちゃん、今行く!!」
フェイトに声を掛けられ、はやても慌ててついて行
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