IFストーリー はやて編
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「た、助け………ガッ!?」
命乞いをしていた男の額に魔力刃が突き刺さり、それ以降男は動かなくなった。
「依頼完了………これより帰還する………」
刃を突き刺した黒い鎧を纏った男は一瞬で消え去ったのだった…………
魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者IFストーリー
「ヤバい、遅刻や〜!!」
通学路を走る中学生の美少女、周りの男子の視線を釘付けにする、そうその美少女こそ…………
「…………って何か自分で言ってて悲しくなってきた……」
とこの残念な少女こそ、ミッドチルダの管理局で捜査員として働いている優秀な魔導師、八神はやてであった。
「はぁ………しかし本当にヤバイなぁ………」
昨日、管理局員の殺人事件がありはやてもその事件の捜査をしていたのだ。
最近連続で管理局員が襲われており、同一犯と分かっているのだがそれ以外がまだ謎に包まれていた。
(せやけど、ここ最近の事件は不気味や………同じ手口なのに全く証拠が見つからへん………)
密室の場所での犯行もあったため、転移魔法を得意とする魔導師であると予測がたっているが、それでも犯人を特定するに至っていない。
(転移魔法を得意とする魔導師はそんなにいないはずなのに何で特定できへんのやろ………)
と気づかない内に考え込んでいたはやて。
ブーブー!!
「えっ?」
車の通りが少ないのもあり、油断していた。
大きなクラクションの音が鳴り、右を向くと、はやてに突っ込んでくるトラックが一台。
(あっ………)
逃げようと考える前にトラックははやての目前へと迫っていた。
(私の人生ここで終わりなん………?)
そんな事を思ったはやて。
しかし衝突する寸前、いきなり後ろに引っ張られはやてはそのまま誰かに抱き寄せられた。
「バカ野郎!!!あぶねえだろうが!!!」
急いでいたのかトラックはそう言い残してさっさと行ってしまった。
「あれ?………生きてる………?」
「おい」
「はい?………って誰や?」
「今気が付いたのか………俺は………田中太郎」
「私は八神はやてです………ってちゃう!!」
慌てて離れたはやてはぐじゃぐじゃになった髪や抱き締められた時にくしゃくしゃになっや制服を整え、深く頭を下げた。
「助けて頂いてありがとうございます!!」
「別に気まぐれだ。咄嗟に体が動いただけだ」
「あなたは命の恩人です」
「そうだな」
「何かお礼を………」
「いらん」
はやてが誠意を込めてお礼を言うが田中太郎は冷たかった。
「何を考えていたのか知らないが命を粗末にするな。死ぬときは人はあ
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