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MASTER GEAR 〜転生すると伝説のエースパイロット!?〜
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リンドブルムに戻ってから三時間後。ベッドで仮眠をとったソルダの通信機に、救助部隊が到着してベット・オレイユに向けて出発できるようになった、というコロネル大佐からの通信がきた。
通信を聞いたハジメ達がブリッジに集まると、確かにファム達の母艦の他に二隻の戦艦の姿があった。新たにきた二隻の戦艦はリンドブルムの前方に、ファム達の母艦は後方に位置している。
「イレブン少将。コロネル大佐から出発してほしいとの通信が」
「分かりました。……リンドブルム、発進」
ソルダに頷いて見せてハジメが命令すると、リンドブルムが発進して、前後にある戦艦もリンドブルムを誘導するように発進しだす。
「リンドブルム、前後の戦艦の誘導に従って飛んでくれ。それと何か異常があったら教えて」
ハジメが虚空に話すと空中に「了解した」というメッセージが書かれた画面が空中に現れ、ファムが呆れたような顔で呟く。
「なんというか凄いですね。この艦もイレブン少将も」
「そうですか? ……ああ、そうだ。ファムさん、ティーグル少尉、ラパン少尉。できれば今は僕のことを一と呼んでくれませんか」
いくら自分のプレイヤーネームでこの体の名前だとしても、「イレブン・ブレット」と呼ばれることに慣れていないハジメは、自分の名前で呼んでもらうようにファム達に頼む。
「はい。分かりました、ハジメさん♪」
「了解しました。では私のこともソルダとお呼びください、ハジメ殿」
「私もフィーユでいいですよ、ハジメさん」
「ありがとうございます。ファムさん、ソルダさん、フィーユさん。それじゃあ、そろそろリンドブルムの探索に行きましょう」
ファム達に礼を言うとハジメは当初の予定通りにリンドブルムの探索を行うことにした。
「……といってもこの艦、見る所なんて限られているんですけどね」
探索を始めてすぐに言ったファムの言葉通り、リンドブルムの内部はハジメが呼ぶと家具が現れる空部屋ばかりで、見る所といえば格納庫とその近くにある倉庫ぐらいなものだった。
「それもそうですね。だったら格納庫はすでに見たし、倉庫の方を見てみますか?」
ハジメが発言に反対する者はおらず、とりあえず一達はいくつもある倉庫の中で、一番小さい倉庫を覗いてみる。倉庫の中には何かが入っていると思われる箱が山のように積み上げられている。
「何だこの箱は…………勲章?」
ハジメが近くにあった箱を開けてみると、箱の中には何やら見覚えがある十数個の勲章がしまわれていた。
(これって……、ゲームのマスターギアの条件達成で貰った勲章なのかな?)
ゲームのマスターギアでは特定のゴーレムを倒したり、決められた条件で戦闘に勝利したりすると「勲章」というシン
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