第92話 氷上の舞姫VS戦場の天使
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うな赤い光を纏ったファイターの拳が私の顔面目掛けて殴りかかってくる。私は首を右に少し傾けてファイターの攻撃をかわす。それと同時にファイターの両手首を?む。
ユ「てぇぇぇぇぇい!!」
ファイターを背負い投げする。吹っ飛ばされながらも、ファイターは空中で体勢を直し、見事に着地する。
ファ「さすがは氷上の舞姫ね。でも、まだ本気じゃないでしょ?」
ユ「あれ?分かっちゃった?私が本気出したら、あなたを殺しちゃうかもしれないから。」
ファ「私を侮っていると、あなたが死んじゃうかもよ。」
ファイターの目が赤く光る。そう思った時、私の腹部に強烈な一撃が直撃した。
ユ「ぐっ!!」
何とか持ち応えたけど、ものすごい速くて、こんな強烈なパンチ、初めてかも・・・少しは楽しませてくれるみたいだね。
ファ「さぁ、あなたの本気を見せてよ。戦場の天使が納得する戦いを見せてちょうだいっ!!」
ユ「じゃあ、少し本気出すね。」
指をポキポキと鳴らす。私は拳に冷気をためると、
ユ「氷弾刃ッ!!」
冷たい拳でファイターに殴りかかる。最後に技を使って格闘したのはいつだったかな?
ファ「獣竜拳ッ!!」
それに答えるかのように、ファイターも私に殴りかかってくる。なんと互角だった。私は自分の手を見ると驚いた。血が少し出ている。ファイターの手は凍っていた。
ファ「あなた、まだ本気じゃないでしょ。どれだけ私を舐めてるわけ?あなたが本気で来ないのなら、私が本気になって、あなたを殺す。」
次の瞬間、ファイターの体が赤い光に包まれた。服装も赤色になっている。次の瞬間、私の目の前からファイターが姿を消した。いや・・・
ユ「あうっ!!!」
ものすごい速さでファイターは私の背後に周り、背中に蹴りをお見舞いする。さっきよりも威力が上がっている。これが第2号の実力・・・
ファ「はぁぁぁぁぁ!!!」
ユ「うあっ!!!」
今度は顎に拳が直撃する。
ファ「でぇぇぇぇぇい!!!」
ユ「おふっ!!!」
そして顔面に強烈な一撃を食らった。あまりの痛さに額に手を当てる。手を見ると、血がついていた。
ファ「後悔したかしら?私を侮ったのが悪かったわね。さぁ、これで本気を出す気になった?」
私はまだ痛む額を手で押さえながらゆっくり立ち上がる。
ユ「・・・確かにあなたの力には驚いたよ。でも、まだまだね。」
ファ「はぁ?」
ユ「スピードも威力もある。でも、判断力が無さ過ぎる。あなたが私の顎に攻撃した後、次に攻撃するのは後頭部。人間は後頭部に強い衝撃を与えるとほとんどが1発でノックアウト。でもあなたはそれをしなかった。なぜならあなたは格闘技はまだ初心者だから。」
ファ「
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