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SeventhWrite
四日目
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そこは廃墟で誰も住んでいないんじゃ無かったのか?」

 夕日が照るあぜ道を走りながら呟くが誰も何も答えない。
 もう何もかもダメだ。あの屋敷が使えないんじゃもうどうしようもない………

「はぁ……はぁ……ごほっ………あれ?」

 走りつかれて立ち止まった場所は、何故かさっき来た中学校前で………



 そして、”何故か一人で立っていて僕を見ている杵島一美”がいた。



 それからの僕の行動早かった。まず左手で彼女の口を塞ぎ、下腹部に二回硬く握った右手を叩き込む。昨日インターネットで調べたら下腹部は男だけでなく、女性にも有効な急所らしい、そこに激しい衝撃を与えれば意識を失わせることが出来ずとも、悶絶させる位の効果はある。左手には空気の当たる感触が伝わる。失禁まではしていないみたいだけどしばらく声は出せないだろう。だけど念のために胸、肺に手のひらを強く打ち付ける。かはぁと彼女の口からさらに空気が漏れる。
 一度彼女から手を離して、周囲を確認する。校門のおかげで校舎からここは見えないし道路にも人影は無い、どうやら誰にも見られていないようだ。

 さて、これからどこへ向かったものか
 彼女を担ぐと、僕は歩きだした。学生カバンもあって、悩んだが、持って行くことにした。校門前に置いておくと後々都合が悪いと思っただけだ。

「交差点か………」

 正面、畑やあぜ道が見える、最初に通ってきた道だ。
 右、山しかない、ここは調べても下見もしていない。
 左、舗装された道路にちまちまと家が見える、大体把握している。

「こっちだな」

 僕は右に歩き出す。正面に行ってもあるのは人気の失せた小学校と人形屋敷だけ、左は人が住んでいるから誰に見られるか分からない。という消去法により僕はてくてくと歩く。
「最初から………こうすればよかった………人形屋敷に向かう必要なんて無かったんだ」
 歩き始めて数分後、着いた先は山道だった。とはいえ道といえるような道も無くこの時間にここを訪れる人など確実にいないだろう。

「起きろ」

 小川が流れている場所に彼女を乱暴に下ろす、すると数十秒程して身体が冷えてきたのか彼女が飛び起きた。
「寒っ!!」
 そして自身を抱きしめようとした彼女は自分の両手が自由に動かせない事に気付いた。
 僕がもう暴れられないようにそこら辺のツタで縛っておいたのだ。
「やっとだな、面倒だったよ……まったく」
 やっとコイツを”殺せる”よ

「……何で?……何でこんな事するの?あなたは一体?」

「まぁ知らなくて当然だよね、僕と君は今日始めて会ったんだし。でもね、僕は君の事を…いや君のしたことを知っている」

 彼女は青ざめた表情で小さくまさかと呟いた。

「もしかして、あなたは
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